※ 上掲画像はいずれも、NHK テレビの画面を撮影し転載。
大相撲ファンには馴染みの顔で、いまさら説明を要しない。しかし、毎場所このコンビをすんなり受け入れながら、いささか不満がないでもない。
昭和 30 年代の栃錦・若乃花以降で、最も強く印象に残っているのは、訥々として飾らない玉の海梅吉さんの直言と、立て板に水のごとく多弁な神風正一さんの緻密な理論構成で、どうしても今の二人を彼らと比較してしまうのである。北の富士さんにはもっと強烈で直截な個性を、舞の海さんにはもっと多彩で堅固な理論づけを求めたいのだが、間違っているだろうか。