タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ トヨタ売上高世界一 ≫

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 当然来るべきものが来ただけで、別に驚きもしないが、11月8日付『北海道新聞』第10面〈経済〉に、トヨタ自動車の平成19年9月中間決算が、米国ゼネラル・モーターズを抜いて、中間期の売上高で初めて世界一になったという記事が載っている。
 世界一の記念に、鳥取大通り四丁目にある<ネッツトヨタ道東釧路店>を訪れ、美人の受付嬢に、個人的ブログに載せる写真撮影の許可を求めたところ、鷹揚に「どうぞ」という返事だった。ま、天下のトヨタが、どこの馬の骨とも分からないにしても、老人の要望を拒絶する理由はなかろう。P1020030初めは、鳥取大通り六丁目の<釧路トヨタ本社>を訪れようと思ったのだが、あまりにも貧弱な社屋なので、急遽、見栄えのする<ネッツ>に変更した。
 記事には、「東京都内で記者会見した鈴木武専務は『計画通りの販売台数を達成し、さらに上積みを図りたい』と述べた」とあるが、トヨタにも泣き所がないわけではない。北米における販売の伸び率の鈍化と、日本国内における長期低迷である。
 平安時代中期に、摂関政治によって藤原氏の全盛期を築いた道長は、三女を後一条天皇の皇后にしたとき、「この世をば わが世とぞ思ふ もち月の かけたることも なしと思へば」と詠んだが、望月は、一日で欠けるのである。トヨタが、望月の後が十六夜(いざよい)の月だと認識しているかどうか、興味深いところである。

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