タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪北海道月形町教委で寄贈切手を換金し飲食≫

Photo 北海道空知管内月形町議会で今年三月、図書館に寄贈された図書の中に含まれていた切手シートアルバムを保管していた町教育委員会が、このアルバムを紛失したことが問題となり、町(役場庁舎=写真上段は、ブログ<北海道212市町村+α 庁舎の旅>から転載。月形町の位置を示す地図=写真下段は、JR北海道『北海道ダイヤ 時・刻・表』第15巻・第8号から転写)は聞き取り調査を行っていたが、七月十六日、教育委員会内部で「切手シートを換金して当時の教育長や同僚職員との飲食代に充てていた」(7月17日付『讀賣新聞』第32面)事実が判明した。シートの中には「月と雁」「見返り美人」など高額な切手が含まれていた。
Photo_5Photo_6
 数回の飲食に加わった者は、町の調査を受けた後五月に自殺した元幹部と、切手紛失の責任を取って六月に辞任した渡部稔・前教育長を含めて八名(同日付『北海道新聞』第33面参照)、いずれも切手を換金したことを認識していたという。
P1110412 七月になって「前教育長が事前に職員から換金の申し出を受け、黙認したことを認める文書を町に提出していた」(7月22日付・同新聞・第31面)ことから、町が、職場ぐるみの不祥事として関係職員を処分し、被害額確定後に損害賠償を求めるのは当然だ。
 なんとも情けない話ではないか。教育に関わる職場で、トップの教育長や幹部が何の廉恥心もなく、ただ食い・ただ飲みに加わり、事が露見するや、「紛失」だ「黙認」だ「不指示」だ、などと次々と言い繕うようではまともな教育行政が執行できるわけがない。教員の不祥事にどの面下げて対処するのか。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「社  会」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事