今日、電車の扉に手を挟まれた人が、そのまま発車した電車に40メートルほど引きずられて大怪我をしたというニュースをやってました。小田急線の比較的奥のほうで、時刻もラッシュアワーの時間帯ではありません。普通手を挟まれるかなあと思って考えました。たぶん扉が閉まる寸前に乗り込もうとしたんでしょうが、目の前で閉まりかけた扉を見て、止まりきれずに手を突いてしまったのか、それとも手を入れて扉がもう一度開くようにしようとしたのか、はっきりしませんが、「57歳なんだから駆け込み乗車はやめなさい」・・・とは、いつも起きてはいけないことが起きてしまいましたとのたまうニュースキャスターの方も言ってはいませんでした。もうひとつは米軍のヘリコプター(武装したやつじゃなくって普通っぽいの)がエンジントラブルで公園のグラウンドに非常着陸したって言うニュース。危機的状況ではなかったのかグラウンドでサッカーをしていた人達にどくように言ってから降りたようです。近所の人のインタビューでは、一歩間違えると大惨事では・・、ヘリコプターが降りてきて怖かったというようなコメントばかりで、ジャックバウアーが降りてくるかと思ったとかいうのはありませんでした。(あるわけないね)。手を挟まれていることに気づかなかった車掌のミスだったり、公園なんかに降りないといけなくなるような整備をしている米軍が悪いのは当たり前なんですが、「ほらね駆け込み乗車は危ないでしょう」とか「ヘリコプターの乗員には怪我はありませんでした」って言ってもいいような気がするんだけどどうなんでしょう?一般の人のコメントを集めて、放送に使う分を選ぶ段階で、放送する側の意図が伝わりすぎてなんかいやな感じです。社会保険庁、コムスン、NOVA,仕事はしないし、ずるがしこいし、金の亡者だし、いけない人たちばかりですが、どうも、誰が見ても悪くて反論できなくなっている人たちに対する報道の姿勢に、なんかいじめを連想してしまいます。もちろん社会的制裁というつもりでそういうニュース原稿を作ったりコメントをしたりしているんだと思うのですが、自分達が関わっている事や、うっかり話題にすると反論が多そうなこと、社会的にタブー視されていることは避けて通るのに・・と思って視てるとキャスターのコメントがいちいち癇に障ります。いちいち自分達の意見や感情をこめずに淡々と情報を伝えてくれるニュース番組ってないもんでしょうか。