Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

アンバランス

2007年12月04日 | Weblog
昨夜、予算5000円前後の
攻防を息子として、
今朝は、くたくたの私である。

おきて、ふと横とみると、
深夜に帰宅して、夫が脱いだ
服とネクタイが目についた。

「このネクタイは、みたことがないような
気がする・・。」
ネクタイ好きの私は、裏返して、
驚愕というと大げさだが、
「ああ・・。また、やられた・・。」
とため息をついた。

馬車のラベルがあった。
この小さな布切れの値段を知ったら、
息子は、怒りまくるだろう・・。
絶対に知られてはならない。
彼にとって、大人のネクタイが
意味することなんぞ、理解できないだろうから。

そういう夫のスーツは、擦り切れている。
このスーツは、デパートで、イージーオーダーしたものだ。
シャツも、それなりのものをきている。

先日、部下に「服に無頓着ですね」といわれたそうだ。
その方に他意、悪意はないはずだ。

でもでも、私は、とても、ショックだった。

ボーナスがでたら、スーツを新調しないといけないかな・・。
それが、私は、紳士服にこだわりがあるので、
チェーン店で買うのが、とても抵抗があるのだ。
(こう書いて、うちの子の服に対する執着が、
私の子どもである、という証拠のような気がした) 
紳士服は、上質で、作り手の顔が見えるものを
着て欲しいのだった。

う~む、予算が、めちゃくちゃになりそう。
私がスーパーのセールで、安物買いをしても
追いつかない・・・。

まだまだ、無力

2007年12月04日 | Weblog
最近、この土地でもやっていける自分に
満足していた。

故郷の関西を離れて関東にやってきて、
泣くことが多かった。
心身の体調が悪くなり、
病気になった。

最近、やっと、人並みの生活ができるように
なったかな?と思っていたのだが・・・。

昨日、「洋服が欲しい」と駄々をこねる
息子と出かけた。

うちの子ども達は、おしゃれなのか?
とにかく、「着るものがない」といい続ける。
家に服があふれて、私は、古着屋をしたいくらいなのに。

上の子たちも、困ったのだが、末っ子が、男の子なので、
どこで、どういうものを買ったらよいか、
わからない。
私は、洋服を見るのが好きなのだが、
これまで、彼は、私が選んだものをだんだんけなすように
なり、高価な服もぞんざいに扱うので、彼と洋服を買いにいくことが
苦痛になってきた。

うちの近所は、あまり、買い物をするところがないのは、
事実だが、ないわけではない。
大手のチェーン店もいくつかあるのだ。
でも、それはいやだという。

仕方ないので、昨日は、夜、バスに乗って、一番近い
大きな町といえるかもしれない「大船」にいったのだが、
結局、なにも買わずに、かえってきた。

私は、小さいときから、「上質」なものをきていたことがある。
それは、母の手作りであったり、カシミアのスーツであったりした。
うちは、紳士洋服店だったので、スーツは、紳士服地だったので、
いやだった。
母の手作りは、優秀なお針子の母が作ったにも
かかわらず、流行とは、違うので、これもいやなときが
あった。
ニットも、あつらえてもらったし、ブラウスもオーダーしたものを
着ていたことがある。
丁寧に作ったものを丁寧に着ていた。
そういう意味で、「上質」であったのだ。
高校に入ると、私服がきていける学校だったので、
友達は、流行ものをきるおしゃれさんが多かった。
私も流行のものを着たくてたまらなかった。
でも、そういうものをポ~ンとかってくれる家では
なかった。
駄々をこねることも、あまりなく、(親のほうが上手だったのだろう)
お仕着せを着ている始末だった。
父や母が、誂えてくれる服や、与えてくれる服は、私の好みにあわないときも
あったが、「あれが欲しい。これが欲しい」といえる環境ではなかった。
そんなに、うちが、お金持ちとも思わなかった。
下町だったから、安いものはたくさんあったし、
商店街は、10歩もあるけばあったのである。
普段は、そんなに、高価なものをきているわけでも
なかったと思う。
しかし、時々、うちの両親は
子供には、分不相応な「上質なもの」を与えてくれる
ときがあったのである。

子供たちは、いつも、「服をかってくれない」と
不満だらけである。

私が、既製服や普段の服を買うときは、
まず、「予算ありき」である。
いくら、好みにあっても、予算にあわないものは、
買いたくない。

制服、ユニホーム、最低限の普段着、
そういうものは、お金に糸目はつけていないのだから、
どこかで、糸目はつけないといけないのでないか?
それが、「しつけ」というものである。
私は、ぐずる息子に「しつけ糸」をつけたかった。
今も、その気持ちに変わりはない。

しかしながら、予想していたことであるが、
ご機嫌斜めの彼は、あたりちらし、
今朝も、お弁当を作っている私に罵倒の嵐であった。
これには、たまに耐え切れない・・・。

上の子供たちのときより、我慢はしているのだが、
「しつけ」をするのは、とても、難しいなあ・・・。
そして、中学生が満足する、手頃な服を
どこで買ったら良いか、わからない私は、
やっぱり、この土地は、不便で仕方ないのである。