Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

ふみを書く

2008年07月31日 | Weblog
昨日の午前中に
やっと、知り合いの奥様へ
お手紙の返事を書いた。

私は、筆不精ではないほうだと思う。
むしろ、筆まめなのだが、
お手紙をいだたいてから、2、3週間も
返事をかけずにいた。
私の性格上、申し訳なくて精神的な負担になった。

お手紙のあと、お中元が来ると思っていた。
いつも、くださるので、はがきのお礼状をかく。
でも、いただいた手紙は、和紙に丁寧にかかれたもの
だったから、きっと、気をつかわれたと思うと、
いつもの礼状ですまないような気がして、
なかなか、かけなかった。

他にも、かく気になれなかった理由がある。
それは、字が汚くて、書く気がしなかったのだ。

最近、パソコンや携帯で、文章ばかり書いているから、
ペンでかくと、自分が思うような線がかけないので、
自己嫌悪におちいっている。
とても、こんな字で、よく知らない方へ手紙をかけない!

私は、「いろは・・」とか、「○」「◎」などの
運筆の練習を少しした。
それから、2通ほど、お中元の礼状を書いた。

でも、今度は、文章がうかばない。

昨日、かくきっかけになったのは、
意外なことだ。
前日、礼状用のはがきを買いに、文具店にいった私は、
封筒をみつけた。

私は、その柄の便箋をもっていたが、求めたとき、封筒が品切れ
だったので、便箋しか、もっていなかったのである。
その便箋にかくつもりではあったが、
お気に入りの絵柄の便箋と封筒がそろったことで、
「これで、手紙をかきたい」という気持ちがおきて、
やっと、返事を書いたのだった。

書き始めると、文章は、なんとか、浮かぶ。
私は、最近、花や、源氏物語記念切手を
買ったのだが、残念ながら、50円だ。
仕方ないので、干支の切手で我慢した。

****

私が、手紙やはがきをかくとき、
相手や季節によって、柄を選ぶので、
時間がかかって仕方ない。
無地のはがきは、たくさんあるのに、
結局、気にいらない。

運筆をしたからといって、字がきれいだとは
思わない。
行書の線が、でてきただけだ。
むしろ、イヤミな手紙になったのではないか?
と、また、あれこれ、悩んでしまう。

相手は、私より、年下のお会いしたことがない奥様だ。

手紙からの私のイメージと
3でなくても
「アホ」になれる私は、かけ離れているのだが・・・・。
(おもろ~な私を知っている人の笑い声が聞こえて欲しい・・)

でも、仕方ない。
ペンをもった私は、夫の名前のもとに
別の人格をもったように、礼状をいつも書くのだ。
結婚以前は、父や家業の名前のもとだった。

そういう繰り返しの中で、文具を選ぶことが
私の道楽の一つになっていった。
はがき、便箋、封筒。切手。
そして、ペン。(安いペンなのに、名前をいれた)
弘法でないので、筆を選ぶのだ。

毎日、コンピューターという文明に冒された私は、
ときどき、リセットするために、自分の手を使い、
昔、時間をかけて会得した字や、文章をかく。

懸賞はがきをかくときは、とても気が楽だ!
無地のはがきに、無造作に、汚い字でさっさとかく。
そんなことだから、全然、あたらないのかな?