竹踏まな

　本日いよいよ現場で研修。大昔取った杵柄っちゅーか何ちゅーか。初めて就職した職場と同じ現場。初就職げな力加減分からんで目いっぱい取り組むやん。干支一周りしてまた同じ現場に戻ってきた。この匂いと風景はどこも同じなのだなぁ。12年前、職場に一日立っとったら腰が痛くなって、フレッシュネスでバイトしとった友人に立ち仕事の腰痛について聞いた。「慣れやけん」と言われた。本日は腰ではなくてひざ下メインで痛い。干支一周りの間にも一度規模は違うながらこの仕事に就いたことがある。なので、作業全般が懐かしい。
　仕事に復帰するまでの道程を思い出すと胸がいっぱいになる。それを思えば仕事に対して不平不満言う気持ちは失せる。それくらい大変だった。「子どもを保育園に入れて仕事」という考えは満一歳までなかった。わたしも夫も幼稚園育ちだったので、保育園がどういうものなのか分からなかった。保育園に入れてから働く予定だった。けれど、注意して見たら幼稚園げな昼過ぎてすぐ帰ってくることにやっと気付く。働くなら保育園ではと認識。そこから夫に保育園に行かせようかなという提案を可決されるまでのあの心労。どう話したら話が通るのかずいぶん考えた。それが通ってからは役所へ行って保育園探し。しようとするも役所で一蹴される。その後保育園にどうにか入園させるも今度は仕事探しで凹まされ続けた。
やっと現場に入った今も、セガレ付きでの仕事は初めてで、それにまつわる懸念材料は色々ある。セガレが体調を崩した時、わたしもできる限り努力はするけれど、それと職場の折り合いが上手くいかなかったら辞めるしかないと、もう考えている。諦めているというか。それくらい里が遠くて援助ない環境で仕事をするということは厳しいということも知った。自分の頑張りだけではどうにもならんことがあるもんだなぁと、この二年痛いほど認識させられた。
　最大限に努力はするけれど、できる範囲でできることをするしかない。

●今日の子持ち　二才一カ月●
　先日原宿のX-girlで見つけたX-largeの子どもTシャツ。結局本日買ってしまった。どうしてもあの懐かしいゴリラのプリントを着せたかった。当時博多であのTシャツはどこに売りよったかなぁ。雑誌cutieでよく見かけた印象。そんなセガレは昨日奴の夏物衣類を買いに行った自由が丘で靴ずれをし、大泣き。すぐに歩かなくなり、自由が丘滞在時間30分程度で帰宅した。