ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

フレーム改造大作戦・・・その3

2013-02-22 08:49:27 | マテリアル
昨日のブログで2回目となったが・・・進行中のプロジェクトであるVoyagerGS系の
フレーム改造大作戦の進捗状況をお伝えした処、700人以上の方に本ブログをご覧頂いた様で、
その関心の高さに少々驚いている。

この事は、VoyagerGS系を使用して空撮等を行っているユーザーが、如何に多いかと
言う事を、如実に表しているものと考える。

又・・・その過程で、随分お困りだったのではないのだろうか?


以前・・・韓国の知人でもあるKさん曰く・・・メインギヤがもたない・・・と言っていたのを、
思い出した。


しかし、ここで一言お断りしておきたいと思う。

これまでの文面を見られた方の中には、恰もVoyagerGS系の耐久性が無いとか、設計が
良くないとかと思われている方も多い事だろうと思う。

しかし、これらの機体をノーマルの状態で使用する限り、フレームの剛性も確保されているし、
メインギヤの欠損もそれ程発生しないのである。


要は・・・今迄申し上げて来た全てのトラブルは、本来模型用として販売されている機体を、
無理やり目的外で使用した挙句に発生したトラブルなのである。

メーカーサイドからも、業務用または営利目的での使用は絶対にしないでください。
模型用として(趣味の範囲)として設計されています・・・と、組み立て説明書にも明記して
注意を促しているのだから・・・それを無視してまで目的外で使用する事は、あくまでも
使用者本人の責任であり、たとえ機体に関係するトラブルが発生したとしても、
それらに対してクレームをつけるべきではない事を付け加えておきたい。

安易に、模型を流用して業務を行う事が、如何に危険をはらんでいる行為かと
言う事を認識して頂きたいのである。

それをおしてまでも、業務で使用する場合には、当然それらに関する高い知識と
トータルでのリスクマネージメントが必要不可欠と考える。


少し、話が脱線したが・・・その上で、今回のフレーム改造大作戦は進行している。

実際の作業の進捗はと言うと・・・前回は純正のアッパーフレームに260Zの
ドライブトレインを組み付けられるようにしたのだが、ドライブギヤの欠損トラブルは、
これだけだと当然解決しない。

そこで今回は、目的外使用をした時、何かと不都合があったフレームの剛性を上げる為に、
ロアーフレームを新たに設計・製作して、全体的にフレーム剛性を上げようと言う訳だ。


ただフレーム剛性を向上させるだけなら、もっと手っ取り早い方法があるのだが、
今回は260Zのドライブトレインを使用すると言う大前提が有るので、この作業が
必要不可欠となった。


実際の試作は・・・フライスを使用して行われ、こんな感じで加工されている。



そんな加工を経て完成したのが・・・このロアーフレームである。



アッパーフレームとロアーフレームを結合してみたのだが、なかなか良い精度で加工出来ている様だ。

しかし・・・この段階ではまだ、厄介な加工が残っている。

その加工が終われば、フレームを仮組出来るので・・・もうすぐ試作は完了するかな?

この続きは・・・次回で・・・。