ラジヘリ空撮

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姫路城平成の大修理に係わる事前調査

2011-09-24 03:32:41 | 撮影
現在、姫路城では平成21年10月から、姫路城大天守の保存修理工事(姫路城平成の大修理)が行われています。

これは、以前行なった解体復元工事から45年が経過して、漆喰で出来た壁や軒及びひさしに傷み・汚れが激しくなった為に、本格的に修理を行っています。

45年前の昭和の大修理は、大規模で全体を解体して、その修理を行なった様ですが、今回の平成の大修理では、
漆喰の塗替え及び、破損した瓦の取替え等を行っている様です。

この国宝でもあり、ユネスコの世界文化遺産に指定されている、別名シラサギ城とも呼ばれる、
美しいい大天守の保存修理工事に先立って、その状況を正確に把握する為の、事前調査を弊社のラジヘリで行いました。

実際の調査は、高画素のデジタルカメラに半望遠のレンズを取り付けて撮影し、その取得画像を解析して、
0.1mm程度のクラックまで判読しました。

通常は、最初から足場を設置して、目視や触指・打音等の調査を直接行うそうですが、観光地でもある姫路城大天守をなるべく開放して、保存修理事業自体を短期間で終了させたいと言う、姫路市の基本方針が有った様です。

撮影による調査は、2回に分けて行われましたが、その内の1回目は、外部に特に通知する事もなく行いましたが、その事が報道関係に知れて、2回目の調査の時には大変な事になりました。

足場を設置して、直接目等で行う現場での調査には、多くの費用と時間が必要ですが、ラジヘリで行った2回の調査に要した、実際の作業時間は、僅か4時間です。

その内の約1時間?は、その報道対応でした。

次回は、その様子をお伝えします。



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