ラジヘリ空撮

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スワッシュコントロール系の改善

2013-05-15 15:29:28 | マテリアル
今回のVoyager/GS系のフレーム改造大作戦では、フレームの剛性UPをメインの目標として
作業を行って来た訳だが、その他にも産業機として使用する為に、色々な個所の強度を向上させるべく、
適宜改善を行なっている。


その内の一つに・・・スワッシュコントロールアームのピポット部分の強度UPがある。



上記の写真を見て頂ければ一目瞭然・・・見た目だけでも、その違いを実感して頂けるのではないだろうか。


通常このピポット部分は、樹脂製のユニバーサルリンクで支持されていて、それは僅か2.3mmのネジロッド
でスワッシュコントロールアームに固定されている。

勿論、通常は模型ユースで曲技飛行を行っても何の問題も発生しないし、そのまま産業ユースに
コンバートしたとしても、短時間の使用であれば然程問題となる事も少ない。

しかし弊社では、一度機体を製作すれば最低6年程度は使用するのである。

因って、CCPMのコントロール系の機体を使用して、産業用途で長期に渡って使用するには、
この部分・・・少々心許ないのである。


因みに・・・弊社の使用状況からすると、通常は機体の他に5kgものペイロードを掛けて
常用しているので、流石に心配になるのである。



もしも・・・コントロール系がCCPM場合には、この部分のユニバーサルリンクが破損すると・・・
重大事故に発展する事は誰でも容易に想像出来るだろうと思う。


元々この部分は、通常であれば然程強度を必要としないのだが・・・このユニバーサルリンク・・・
長期間使用した場合には水分が抜けて、かなり脆くなる事を確認している。

しかし・・・その状態は外見からは判断できないので、特に注意する必要があると思われる事から、
より安全性を向上させる為に、今回同時にその対策を施した。


勿論これまでも、それらのユニバーサルリンクを頻繁に交換して万全を期していたのだが、その都度
スワッシュ周りの微調整が必要となる事から、繁忙期にはそれらの交換作業が少々憂鬱でもある。

そんな訳で・・・今回ピポット部分金属製に変更する事で、その強度と剛性をUPさせながら、
更にその部分をメンテナンスフリーとするべく、その対策を施したと言う訳だ。


今回のフレーム改造大作戦では、実施した全ての改善点に於いて、剛性UP及び高耐久となる様に、
上記で述べた様なスタンスで細かな検討が加えられている。

次回へと・・・続く。


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