「花曇(はなぐもり)」・・・日本にはいい言葉があるなあ。まさにそれがぴったりの一日。薄い雲に覆われたなか、ソメイヨシノの櫻が満開。この新宿御苑には、もしかして櫻の数より多い人が集まっていた。すばらしい、毎年の繰り返しだ。たぶん、数日で咲き誇った桜も見ごろを終えていくだろう。そのころには、4月をむかえ、新しい環境に多くの人が身をおくことに。別れと回顧と期待と不安の季節だ。花曇の新宿御苑
Part1の続き。東ゾーンへ、ここはなんとなく明治~昭和初期の下町、庶民の街の雰囲気。幼い頃、どこかで見た風景だ。下町の裏通りのつくりは、わざとらしくなく、とても自然な感じ。一つの街で全てを残すのは難しいだろうけど、ほんの一部でもいいから、こういう場所をそのままにしておいてほしい。暖かく、夕日の綺麗な一日だった。江戸東京たてもの園 Part2
国分寺に行った帰りに、武蔵小金井で降り、何年も前に行ったことのある「江戸東京たてもの園」へ。ここはじっくり見るのには、帰りに寄った程度では全然、時間が足りない。まさしく、江戸、明治、大正、昭和初期の建築物好きには堪らない野外博物館。まずはパート1では、 西ゾーンの三井八郎右衞門邸や日本の近代建築の発展に貢献した前川國男邸、1925年(大正14)郊外住宅地の一つである大田区田園調布に建てられた田園調布の家(大川邸)や小出邸、江戸中期の綱島家(農家)
などを。このゾーンの目玉はやはり、大財閥だった三井邸かなあ。ひとつひとつの造りが贅沢。
港区西麻布に1952年(昭和27)に建てられた邸宅されるが、
客間と食堂部分は、1897年(明治30)頃京都に建てられ、戦後港区に移築されたものとも書かれ、いくつかの時代をまたがって構成され、何度かの移築もされてる。
りっぱりっぱ、よくそこまでして残してくれた。パート2に続く江戸東京たてもの園 Part1
親戚の見舞いに西武新宿線の駅 南大塚で降りる。駅前はなんとも寂れていると言うより、なんか寂しい。新興住宅地として発展しきれなかった街。工業団地と工場が立ち並ぶ。薄い、直線の街。日曜日のせいか余計にそう感じたかもしれない。うーん、キューポラの街、それは言いすぎか。たぶん、自分からは敢えておりることない駅。。。いろんな意味で印象的な街でもあった無機質な街