遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

脳梗塞 入院3日目と現在の状況

2006-05-05 18:44:53 | Weblog
入院3日目(2004年11月27日(日))
 日曜日なので高圧酸素機密室に入る治療はお休み。
 薬:降圧剤2種類:抗血小板剤:胃薬
 点滴:2種類午前と夕方にそれぞれ行う。腕に点滴用の注射をしたまま固定してあります。点滴中に移動する場合は、病院で見たことがあると思いますが、点滴液を吊るした台車を押しながら移動します。このころは酸素吸入をしていますから、酸素ボンベも付いてます。

 リハビリは休みなく実行。
 PT(理学療法士) 足担当
 OT(作業療法士) 手担当
 簡単にいえば、上記のようです。
動けないので病室でのリハビリだったと思います。実質2回目のリハビリですから。多分午前中にPT。足は動かしたので専門家が動きのチェックでしょう。基本的な動作。寝た状態で両足を揃えて膝を曲げ、両足を踏ん張って尻を浮かす。膝を曲げた状態から膝を伸ばす。腹筋:寝た状態から上半身を起こす。等を実施。もちろん可動範囲確保のストレッチ付きです。最後は、いつもの定番(今でも)膝を立て両足揃えてのつま先上げです。これでPTは終わりです。約20分です。1セット20分と決まっています。医療費3500円。保険を使うと3割負担で約1000円です。
 午後はOTのリハビリです。手はまだ動きませんので可動範囲の確保です。肩、肩甲骨、上腕、肘、手首、指と動くところをストレッチです。私はストレッチと思いますが、専門家は別の専門用語で言っているようです。これも20分です。
 以上で3日目のスケジュールは終わりです。
 痛いところは、どこもありません。自主トレで寝たまま左足を上に上げるのを何回かしました。重いので全身を使ってあげます。感覚的には100K位に感じます。あとで神経が通じますが、通じると重さは0Kgです。重いので疲れます、午前に出来ても午後は上がらないことがありました。

・食事
 入院してから毎日の食事は病院食です。基本はごはんに1菜1汁な感じです。
 1日1600Kcal。塩分控えめで味がとても薄く感じられます。味がないという患者さんもいましたが、私は美味しくいただきました。
 ただ、食べるとき、唇の左側からこぼれます。私自身こぼれていることは感じません。普通通りに食べているのですが、何故かこぼれます。それと、飲み込むとき(嚥下)不安になることもあります。何かうまく出来ないように感じるのです。
飲み込めると感じるまで噛むしかありません。時々むせることがあります。喉や舌、くちの中も左半分麻痺しているのですね。今でもたまにむせることがあります。リハビリをしたのは手と足だけですから、それ以外は自然治癒なんです。

・そのころ疑問に思っていたこと
 ①死んだ脳細胞はどうなる
 ②失った機能はどう回復するのか
 です。
 主治医に聞きました。
 ①は、白血球のマクロファージが食べてくれる。
   食べられた跡は空洞になる。
   空洞には、髄液で満たされる
 というような、内容でした。
 ②は、私は右脳の被殻が死にました。左脳に予備回路があってそれから直接左半身に神経が伸びている。それを使って機能をある程度回復する。
  予備回路ですから、全てを回復させるよう数量がないということです。だから
  麻痺は残るということです。
 このときは、一応納得しておきました。でも疑問としては、残しておきました。
 脳に異常事態が発生し、脳は自分自身で修復しようと全力で取り組むようです。
 リスクを抱えながら。私、そのころから脳の中で何かが動いていると感じるようになりました。例えば、左脳の真ん中付近で何かをしているとか、前頭葉(額)全体でなにかしている、と言う具合にです。看護士に言っても、一笑にふされとりあってもくれません。でも、わかるのです。
 最初は、左脳が何かやっていました。ああ、やってる、やってるという感じで安心していました。が、ある日を境に左脳だけではなくなったのです。
  長くなりましたので次の課題に移ります。

・現在の状況(2006年5月5日)
 現在の課題は、指先の動きです。
 基本的には一通り動きますが、まだ日常的には使えません。
 つい最近、左親指とひとさし指の第一関節が動きました。小さいものが摑み易くなりました。すばやい動きは今からですが、摑むのに力をいれなくても出来るようになりました。これはとても大きな変化です。今までは、摑むのに力が必要だったのです。大豆を50個ほど摑んで移し替えを行うと汗をかきとても疲れていたのです。それをしないと、神経は認識をしてくれないのです。自分の身体を動かすのは自分しかいないし、指令をだすのも自分なのです。つらい期間があって、それなりのデータを集まると最適な状態にするようです。すると、朝眼が覚めるとチェックしろというように動くのです。あるいは動かして見て、というように。
 第一関節が動くようになってからは、親指の先と人差し指の先をくっつけて、親指を人差し指にそって上下させます、次に人差し指を親指にそって上下させます。
健常者にとっては、いとも簡単なことでしょう。指だけ動かしてできるでしょ。私がすると手全体が動きますし、どこかに力が入っていて、指が引きつったような感じです。
 動くといっても、動かなかったのが動くということです。以前よりそこに集中して動かせるということです。終わりではなく、次への始まりなのです。より良い状態にするために。どこまですれば満足するのか?音楽が以前のように出来るまで、それが私の目標です。やらなければ出来ない、やらないと退化する。麻痺して動かさないと筋拘縮がはじまります。筋肉がある方向に縮んでゆくのです。だから止められないのです。どこまでやればよいのか誰も教えてくれません。私の麻痺がどの程度まで回復しているのかもわかりません。ただただ自分で感じるだけなのです。
コメント
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