遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

入院中(2004年11月28日)と今(2006年5月17日)

2006-05-17 22:53:55 | Weblog
・入院中
 脳梗塞では身体に痛みはないと言いました。症状による痛みはありませんでした。ただ麻痺しているので動かない(脳から見ると神経が繋がっていないので見えない)だけです。ただ一度だけ前腕が疼きました。入院してから三日目の夜だったと思います。21時過ぎ、ベットで寝ていました。すると急に左手の前腕が疼くのです。どうしょうもないほど、何をどうすればいいのか、でもどうしょうもない。看護士を呼ぼうかとも思いましたが、呼んでも何も出来ないと思い呼びませんでした。妻にメールを送りました。「前腕が疼い」と返事はありませんでした。なるようになるでしょうと、あきらめて寝てしまいました。次の朝眼が覚めたとき、疼みは消えていました、昨日と同じで動きませんでした。今思うと、断末魔の悲鳴だったのでは、と思います。
 足を動かしてから三日目くらいに車椅子に乗れるようになり移動が出来るようになりました。リハビリも病室ではなくてリハビリ室に行ってするようになり、立つ練習や歩く練習をするようになりました。足が動くといっても昔のように歩けるわけではありません。足といったら足全体です。膝とか足首とかの区別は出来ません。一本の棒のようなものです。だから、とっても小さい段差でもクリアできないのです。足先を上げてなんて言われたって、足先、足先と頭の中を探したって見あたらないのです。歩き方も頭の中で考えながら行うのです。ええっと、右足に体重を移動して、左足を前に上げて、下ろす時は踵から先に着くようになんて。一番難しいのはつま先を上げることです。今でもリハビリの中で毎回つま先上げを行っています。3週間位で杖をついて歩けるようになり、30日で退院の許可がでまして、12月28日に歩いて退院しました。注意事項はひとつです。「転ばないこと」です。手の方は動きましたが、万歳はできていません。遠いとおぉーい道のりです。

・今日
 ここ二日間くらい、脳の動きが普通とは違う様相だ。前頭葉が何故だかもぞもぞ活動している。午後になると時計回りに側頭葉へと動いていく、後頭葉へと行くが左脳へは行かない。そして今日、後頭葉のところまでは昨日と同じだが,頭頂葉(もちろん右脳側)へと移ってきた。そこから中心部のところでちょっとした刺激を感じた。何をしているのだろう。最近、仕事の関係で左手の指先を使ったからかな。以前指先の運動をすると、前頭葉が騒いでいたけど、たくさんの情報がどっときたのでシナップスの選別がはじまったのかな。
 4月になって左手指の遠位指節間関節(指の先っぽの関節)が動くようになった。これで手の関節は全部動く。動きは鈍くても動かすことはできる。思えば手は動くと確信したのは、去年の8月だった。それから9ヶ月。ひたすら動かし続けた毎日だった。基本はグーとパー、通院でのリハビリは会社に復帰したので週1回になっていた。今後も休まずただひたすら動かすことが、回復への道です。
 私、音楽を奏でたい、ただそれだけです。
コメント
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