現在
ある本(本当のナンバ常足)を読んでいたら、踵を踏むということが書いてあった。歩いたり走ったりする場合後ろ足で蹴って前に行くのでなく、前の足に重心を乗せるのに踵を踏むようにすれば、スムーズに体重移動ができる。それでLDS走法をやってみました。すると、左足の踵が踏めないことが分かりました。リハビリのときPT療法士に伝えました。「じゃ、久しぶりに走ってみましょうか」ということで、定例のリハビリが終わって走ってみました。まあ走りは悪くないがといって「片足立ちをして」という指示です。双方20秒しました、なんと左足の時のバランスの悪いこと。右足の時は上体もそのまま右足に乗っているのですが、左足になると上体をグッと左に傾けてバランスをとっているのです。左足にきれいに重心が乗っていなかったのですね。左足に重心をきれいに乗せるように歩くと、歩きがスムーズになりました。
入院してからの10日間(その2)
入院して2日目からPT(理学療法士:足担当)とOT(作業療法士:手担当)の2名でリハビリが始まりました。が(その1)でも書きましたように2日目に足を動かしました。手は7日目に同じように高圧酸素気密室のカプセルの中で上に挙げ肘を曲げて手を胸に落としました。残念ながら観客はいませんでした。
足は動くといっても、とても重いのです。ベットサイドに腰掛て膝を伸ばす動作をしますが、右足は重さ0みたいに出来ますが、左足はどうでしょ、10Kgかなあとにかく重く感じました。それを10回くらいすると汗をかきます。そこで大腿四頭筋をみると、全然緊張していないのです。膝を伸ばしているのに筋肉は働いていないのです。不思議ですね、何が働いて動かしているのでしょう?そこで、四頭筋を触りながら「お前動かなきゃだめじゃないか」と叱咤しました。あーら不思議、次の朝目が覚めると膝が軽いのです。昨日はあんなに重かったのに、今朝は膝にはびっくりでした。脳が認知したと思いました。脳は認知すると一瞬だけ軽く感じさせてくれます。一瞬が過ぎ去ると元の重さに近い状態になりますが、筋肉の状態が変わります。筋肉にハリがでてくるのです。2週間くらいで歩く練習になり、4週間後には杖をついてですが、退院しました。壊れた脳の機能回復は、自分自身が自分の脳を叱咤激励をしていくのが効果的なのです。リハビリ療法士がやってくれるから回復するだろうでは、効果は小さいでしょう。彼らは脳損傷による麻痺患者の心象がわからないのです。私、足と手を自分で上げて動かしました。動きましたが、部分を眺めると肩とか肘というと見えないのです。手を動かし続けてやっと肩が見え、肘が見えてきたのです。物をつかみたいと想い、指を動かす練習をしますが、機能回復には順番があるようです。肩、肘、手首、指と。だからあせらずに気長に休まず続けたらきっと回復します。そう私は確信します。そのためには、リハビリの療法士のサポートが絶対に必要です。1年8ヶ月の間、療法士が私にしてくれていることは、基本的に始めた頃と今も同じです。それは可動範囲の確保です。私の身体はまだ完全に神経が回復していないので、動かさないと筋拘縮が始まるのです。
ある本(本当のナンバ常足)を読んでいたら、踵を踏むということが書いてあった。歩いたり走ったりする場合後ろ足で蹴って前に行くのでなく、前の足に重心を乗せるのに踵を踏むようにすれば、スムーズに体重移動ができる。それでLDS走法をやってみました。すると、左足の踵が踏めないことが分かりました。リハビリのときPT療法士に伝えました。「じゃ、久しぶりに走ってみましょうか」ということで、定例のリハビリが終わって走ってみました。まあ走りは悪くないがといって「片足立ちをして」という指示です。双方20秒しました、なんと左足の時のバランスの悪いこと。右足の時は上体もそのまま右足に乗っているのですが、左足になると上体をグッと左に傾けてバランスをとっているのです。左足にきれいに重心が乗っていなかったのですね。左足に重心をきれいに乗せるように歩くと、歩きがスムーズになりました。
入院してからの10日間(その2)
入院して2日目からPT(理学療法士:足担当)とOT(作業療法士:手担当)の2名でリハビリが始まりました。が(その1)でも書きましたように2日目に足を動かしました。手は7日目に同じように高圧酸素気密室のカプセルの中で上に挙げ肘を曲げて手を胸に落としました。残念ながら観客はいませんでした。
足は動くといっても、とても重いのです。ベットサイドに腰掛て膝を伸ばす動作をしますが、右足は重さ0みたいに出来ますが、左足はどうでしょ、10Kgかなあとにかく重く感じました。それを10回くらいすると汗をかきます。そこで大腿四頭筋をみると、全然緊張していないのです。膝を伸ばしているのに筋肉は働いていないのです。不思議ですね、何が働いて動かしているのでしょう?そこで、四頭筋を触りながら「お前動かなきゃだめじゃないか」と叱咤しました。あーら不思議、次の朝目が覚めると膝が軽いのです。昨日はあんなに重かったのに、今朝は膝にはびっくりでした。脳が認知したと思いました。脳は認知すると一瞬だけ軽く感じさせてくれます。一瞬が過ぎ去ると元の重さに近い状態になりますが、筋肉の状態が変わります。筋肉にハリがでてくるのです。2週間くらいで歩く練習になり、4週間後には杖をついてですが、退院しました。壊れた脳の機能回復は、自分自身が自分の脳を叱咤激励をしていくのが効果的なのです。リハビリ療法士がやってくれるから回復するだろうでは、効果は小さいでしょう。彼らは脳損傷による麻痺患者の心象がわからないのです。私、足と手を自分で上げて動かしました。動きましたが、部分を眺めると肩とか肘というと見えないのです。手を動かし続けてやっと肩が見え、肘が見えてきたのです。物をつかみたいと想い、指を動かす練習をしますが、機能回復には順番があるようです。肩、肘、手首、指と。だからあせらずに気長に休まず続けたらきっと回復します。そう私は確信します。そのためには、リハビリの療法士のサポートが絶対に必要です。1年8ヶ月の間、療法士が私にしてくれていることは、基本的に始めた頃と今も同じです。それは可動範囲の確保です。私の身体はまだ完全に神経が回復していないので、動かさないと筋拘縮が始まるのです。