生ひじきです。春先から海岸近くの岩場に付く海藻で、乾燥ひじきは一般的かもしれません。でもこの生の一本一本が太いひじきを旬にいただくのは格別。
ちょっと冒険してタルト生地に大豆の水煮、ひじき、水抜きをした木綿豆腐を重ねてキッシュに。ほんのり甘く煮たひじきがアクセントとなり、ヘルシーな一品となりました。
秋の栗から始まり、山のもの、海にもの、川のもの、と本当に一年を通して自然から沢山のぜいたくをさせてもらっていると改めて思います。
身近過ぎて考えなかったことですが、とても価値のあること、もっと大切に思ってもいいのかもしれません。
ケーキとカフェを始めて観光客の方ともお話させていただくと、この町の雰囲気がとても好きだと言ってくださる方が本当に多いのです。何にもない町なのにと、地元民としてはちょっとこそばゆい気もしますが、とてもうれしく思います。そして、いつまでもそう思っていただけるように、何よりもすんでいる私たちが、もっと町を愛する気持ちを持っていきたい・・・・・・などと殊勝にも考えた一日でした。