昨夜、知人ピアニストのリサイタルがあり、河合楽器のホールへ。
会場は、緊急事態宣言解除後でも、観客数を半分に制限し、終了後も席ごとに順に退出させるなど、感染防止対策を万全にしていました。
先月はショパン国際ピアノコンクールをオンラインで夢中になって聴いていたわけですが、昨夜の生のピアノ演奏を聴いて、オンラインや動画で伝えられる演奏は、ありのままではないと痛感しました。
オンラインでも素晴らしいと感じていた、コンクールに勝ち残ってきたピアニスト達の演奏は、実際は更に凄いもので、観客へのメッセージ性はもっと強く出ていたのではなかったかと想像します。
オンラインで聴こえてくる音は、言わば直線的。
楽器から発される音の拡がりや残響を体感することは難しいです。
ショパンとスペイン音楽に精通する知人が弾いた曲は、ショパン、グラナドス、アルベニスから数曲ずつ。
コロナ禍で演奏活動もままならずようやく実現できたリサイタルは素晴らしく、生演奏に勝るものはないと感じたひと時でした。