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山崎直子さんのニュースが伝えられました。偉業を達成され無時帰還おめでとう御座います。
前後して、地元ご出身の偉大な建築家、原広司先生の本を図書館で借りて来ました。
写真がそれです。図書館のマークが入ってます。
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前半約50ページは、地球外建築・空中都市・未来都市など。
ラグランジェポイント、OTV(軌道間輸送機)など。
面白いのは、カクテル・グラスの宇宙牧場。
円錐形の中に逆さに建っていたり、根元から地中上に木が生えたり。
ファインマン物理学で、「ワイングラスの中に全宇宙がある」の下りがある。
それを実現してみせてくださった!
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プラトン・ボックス。
透明なプラトンの宇宙。純粋・天上の。イデア。
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まだまだあります。当ってください。
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先生ご自身の論文が続く。「様相と経路」。
「機能から経路」からの発展。
様相。トマス・アクィナス、オッカム、クザンヌ、カント、ハイデッガー。様相論理が出て来る。
懐かしくなる。大学の文系選択科目がそれでした。
アトラクター、横断性。
数学概念を豊富に使って建築を論じていらっしゃる。
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ここで、先生を離れ数学に。
様相論理は、杉原丈夫著「非古典論理学」(槙書店)から。
横断性は、野口広・福田拓生著「初等カタストロフィー」(共立全書)から。
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「非古典論理学」
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目次を見ると、
様相・限定含意・厳密含意・直観主義・量子・多値の各論理。束論。
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0)基本真理関数として7個
単項:否定・必然・可能。2項:連言・選言・含意・等値。
1)様相:実然Aに対し、必然をnA,可能をpA。公理体系が約100。
・古典論理の公理+様相についての公理 ・厳密含意->様相・古典論理
ディオドロス系・ハルデン系などある。4元モデル。モデル・タイプなどで分類。
規則に、004=「A=>B,A|-B」~「A->B |- nA->nB」~「A|-nA」~「nA->nnA」
~「pnA->nA」など加えてバリエーション。無限ブール束を無限2進数によって定義。
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∀、∃などを加えて述語論理とする。バーカン体系、クリプケ・モデル。
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上の”解凍”や限定含意以下は、直接本に当って欲しい。少し古いが、得るところ多いと思う。
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「初等カタストロフィー」
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「はじめに」より
-トムの主定理:「その状態がポテンシャルで記述できるようなシステムが、時空間で起こすカタストロフィーのタイプは7つである」が目標。富士通さんの通年の講義が元とか。
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相転位でカタストロフィーの例。静的モデル。ジーマンの機械。分岐集合。構造安定性。
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トムの初等カタストロフィー分類定理:「コントロール個数≦4、ポテンシャル、極小値、局所的に7つの初等カタストロフィー」 ヘソ・折り目・クサビ。
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微分位相幾何など。ジェット、r-同値。構造安定性。「S∞(M,N)は、C∞(M,N)で稠密か?」。マザーの安定性定理。
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df(T(M))+Tf(S)=Tf(N)が安定性。トムの横断性定理。モースの補助定理。モース関数。特異点分類。トムの不安定定理。
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ワイヤシュトラスの予備定理: G が、t に関し、位相 s の正則性持つ時、Gがどう動くか?割り算の定理。マルグランジュの予備定理。ニレンバーグ。代数的表現。中山の補助定理。ホイットニーの折り目・くさび。
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ホイットニィ-の平面写像:特異点があっても折り目か楔、横断的など満たす写像。
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証明は、
1)静的モデルのリ・モデル 2)4補助定理 3)証明 と段階追って。
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k-横断性など。 2)・3)は読みごたえある!是非一読を!
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ポスト・カタストロフィーとして、4)余次元≧4 5)安定な開折 6)力学系と。
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「様相」の関連問題。出典の表現を簡略化してます。直接当ってください。
小)
1.
「A,B,C,D4人ゲームの得点。
A「僕のはB,Cの平均」
B「僕とCの差は、AとDの差」
C「2人ずつ加えると、BとDの時、一番少ない」
の会話から、4人を得点の多い順に並べよ。」
は、桐朋の問題。「ステップアップ演習」(東京出版)p56.から。
・束の応用として数直線かなと思い。数直線に並べていくがミソとか。
・推論の詰める順序。C->A->Bとか。
・式だけで、を考えてみた。
A,Bは等式、Cのみ不等式。4C2=4・3/2・1=6通り。
「B」の変形、B-C=A-D->B+D=A+C。
「A」は、A=(B+C)/2 代入で、2B+2D=B+3C。B+2D=3C。
不等式を全部並べながら?
とここで、平均についての性質から、min(B,C)≦A≦max(B,C) を思い出す。
1から場合分けと。ここで解決か。とともに「この性質は覚えるべき」と思う。
・「C」からの場合分け、「B4番目」「D4番目」。
ちなみに、
2*min(B,D)≦B+D≦2*max(B,D) は無条件で言えてるので、
2B≦B+D≦2D <=>B≦D か、逆か。
と、ここでも場合分けで単独の不等式に。
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未だ続くべき。中断後あらためて続編を。
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