St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

リラダン(斎藤氏訳)「残酷物語」(昔の音楽の秘密)について

2009-04-29 13:42:21 | Weblog
リラダン。「昔の音楽の秘密」斎藤磯雄氏訳に関して。

 「新興音楽」。浩瀚な総譜。そして、稀な古楽器、「シャポー・シノワ」。竿の先の青銅の笠。鈴。
因みに、竿の先の青銅の蛇。それは、過ぎ越し。
献辞には、「リヒャルト・ワグナーに」と。時代の寵児だった。
「シノワ」の唯一の演奏家。老教授。
「新興音楽」を圧倒する「昔の音楽」の代表者。その登場。注目の中で。
しかし、楽譜には、休止譜のみが。その「クレッシェンド」。・・・決闘の意図。
現代。ジョン・ケージ氏の「4分33秒」。将に沈黙。その前衛。
教授は、それに、純粋な表現、洗練されたスタイルで演じ切る。
作者が二重写しになる。
タクトが下りて、激怒する教授。
「昔の音楽」の妙なる魅力。その秘密。その様にして、怪物の深き横腹のなかに身を没す。
時代の交代は、常にこのようにして起こる?沈黙。「敢えて誰も入ろうとしない掛小屋」。
・・・皮肉は、これは朗読劇の為のもの。
しかも、演じた名優の僅かの改変に対し、作者は激怒した。
リラダンは、新興だったのか、昔だったのか?俳優に対し、時代に対し。文学に対し。
事実からは、新興の怪物だ。浩瀚な総譜=台本。
或いは、不変なもの・カトリック、青銅の蛇?「永遠の文学」。

武満徹氏の雅楽・・・「秋庭歌 一具」。2者を止揚する音楽。
・・・ところで、ケージ氏のが、朗読劇でなかったと誰が言えよう。或いは、演説だと。
氏は激怒するだろうか?
沈黙劇にて答えが正しい。「∞」なる。
何故なら、レトリックには、紛れも無く、誤魔化しようのない虚偽が混入しているから。
竿の先の青銅の蛇、それは、真福八端。心の貧しさ、優しさ。
老大家にして、それを欠いてしまったとは?それ程の、新興の挑戦の激しさ。
劇=音楽劇・演劇・人形劇はそれに満ちている。・・・だからやはり、朗読劇だった。
転じて交代劇。妥当かどうかは、そこに妙なる音色の音楽が聞こえるか、否か?だ。

ニ・ニ贍ヌキイ?霏ク、ホサ?ホー・皃?ヲ。ヲ。ヲ

2009-04-27 00:28:00 | Weblog
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ダ、・ヨ、キ、マ、ウ、ウ、ヌ、、、、。ゥ

「飛行機雲」-あ ぽえとりー

2009-04-26 21:41:25 | Weblog
          飛行機雲

白い抜け通るような空
赤と青の真っ直ぐな線 簡潔なカンディンスキー
交差する人生の数々 飛行機からざわめきが
見上げた頭を戻すと 繁華な街はもう過ぎていた
畑が見えた 菜の花が咲いていた 日差しが眩しかった

サラサラした瑠璃色の空
掠れ声 天から滴るような線 印象の白
棚引くようなボニ-タイラー
囁かれる噂
二人は恋仲になった お飯事のような生活
街の疎外感を通り越したらデルファイに近かった 理由無き…
畦道を二人歩く サーカスのように危なっかしかった

薄っすら黒の混じった夕焼け
金色に飛ぶ無音の飛行機 超音速で葉巻のように 
リズムロック 
赤トンボと平行線 ユーミンが耳に鳴っていた
… あの子が去って行った
それだけの秋 二十の秋
夜はもう其処迄来ていた

・ユーミンにインスパイアされてと書いたけど、似ても似つかない。”私小説っぽく””ソングっぽく”出来ない。5分しかかけてないので。加藤和彦さん、NSPなど歌詞の同時代の巨大な才能って、最近本田路津子さんの賛美歌ばかり聞いているので・・・。個人的には、大貫妙子さん命ですが。何時か詳細に辿る作業をしようと思う。

「畳の角の5銭銅貨」-あ ぽえとりー

2009-04-22 03:06:00 | Weblog
   畳の角の5銭銅貨(ver.2)

 春の?E垢靴留栖屬㎠蘿舛い娠世陵匹蕕㌔留討剖韻┐弔弔?Ebr /> 少しは安堵の気持ちが先立つのも奇妙な偶然と?E瓩㎠韻?br /> 依然空から李請てばか?E茲?E里蓮‥澆畔僂?E?E気ヺ笋燭け㎠任△辰討澆?E个?br /> そんな夕?E?E稜世㎠蠅涼罎傍?E董,靴箸靴藩舛?E㎘擦个㎠蠅?br /> 心静かに耳傾け己に沈潜す?E里蓮,箸討皀札鵐舛糞な♢棒㌔?E?E韻?E?br /> 雨音に消えてしまって音すらしない 次第に遠のく穏やかな振?E颪い?br /> そっとス充な動きを思ってもみ?E?br />
 今、思い出せば
 四憲昔九?Ebr /> 畳の角に 鈍い光の5銭銅貨
 ?E鯲㌔?E?E海鯊晶蠅法〕霹深佑垢?E茲房佑径海韻?E魑い砲擦彩技?E靴討澆?E?br /> 当たって眩しく感じ?E里呂曚鵑龍呂㎠文里澆?br /> 他は他所に何く?E般気瓩瓦后仝鋲箸瞭?E垢任△辰討發澆?E?br /> 謂?E价佞鮖?E阿垢㎠里茲飽?E蕕靴疹紊?br /> そっと効?E気∮_畆困陵佑亡?E寮茵‘Г鵑任發澆?E?br /> 流?E辰寝甬魏笋爐茲法[笋燭ぅ㎤坤蕕寮犬┐?E犬磴覆い?br /> なんの意味も成さないまま 宙にぶら下がった地草の様に
 緑色した遠い未来の遥かな閉塞感に耽?E犬磴覆?br />
 そ?E犬磴い辰藷狃④垢鵑世泙泙良阿龍?Ebr /> 仕舞った茶色の小箱のその隅に
 嫌悪の感覚に浸ったままに ?E?E罎貿腓ΤⅣ里茲?br /> とても?E埜世だ擇?E棉埒海覆阿發辰慎せ?br /> ま?E妊♠愁?E鵑鮓亡泙鵑任靴泙辰燭茲Δ?br /> 釈然としない継続さ?E燭泙泙竜な♢陵佑法‐啓抔韻糞せ舛撚瓩瓦靴胴圓④泙?br /> 活発にと気持ちは?E?E韻?E?br /> いいえとてもとてもと言い訳逃?E童世┐未泙泙法,燭世劼燭垢蕕棒鼎㎠鵬爾鮓い鳶い燭泙?br /> 夕べの電車の中で見掛けた新聞の社説欄の?E世鮴菫辰匿簣世径海韻?Ebr /> そんな極めて小さな大胆さの渇望の欠如も無くて
 何ら方針欠いたまま 意味ない?E蕕靴鮟叔ヹ召蠅發燭發燭靴撞?E?E?br /> 成?E版柴世垢?E砲泙任覆∮^?E?E蘿龍覆修蕁砲瞭盡呂靴討澆討?Ebr /> 楡を畳んで引き上げ?E,修鵑粉駝米?E稿發龍気気┐癲仝㎘瓩瓦靴討靴泙辰?br /> こんな狭い小暗い倉の中では
 何見てさえも花火が爆ぜた気がして そこいらに咲いたお花畑の?Ebr />
 壁に映った黄色い紙魚(しみ)だらけの岩陰が 何故かお?E擁佞蠅妨㎠┐?br /> 奇妙く?E?E鵑辰討个㎠蠅覆里蓮^輿浬輿海箸靴覆ご冥海?E靴咾旅圓㍉?Ebr /> 紐を?E?E┐謄肇鵐優?E寮莢鵑?E漾,靴?E澆垢?E茲北變垢?E个㎠蠅覆里魯肇奪確鷦?br /> ま?E婆?E傍韻灰鵐據偲發陵佑法’腓忙辰隆嵒發㎠鵑整任涼?Ebr /> 大きな目玉の様な照明をかざして透かして見?E?br /> 水平に反射した大音響と共に 倉の壁すら壊す気分に浸って見?E?br /> ぽっかりと浮かんで来たったのは 何故か自由な灰色の空間と
 幼い頃の忘?E蕕?E唇鼎つ篌崗?E琉銘屬竜⑱韻涼次?br />
 ションベン臭いそのまんまのんだ掘建てトイ?E?br /> す?E垢?E抜♢Ⅹ紊♢辰胴圓肇ぅ?E奪肇據璽僉爾寮茲鯑④㎠靴?br /> ?E㎠藜佑靴突茲?E里蓮,曚鵑僚世蕕㎠米?E垢靴个㎠蠅慮世ぬ?br /> うつらうつらに耳傾けて説教じみた人生のどこを探ってみて?Ebr /> 言い訳す?E茲貌箸?E靴鵑斥佑焚山攫爾痢ゞ望蕕?E寝岼?E?br /> 思い出せ?E呂困垢蕕睫気董,燭席鯀海販④巣陲爐个㎠?Ebr />
 幼い記憶のその影さえも何処をどう辿った処で?E垢藐佞㎠虧気?br /> ま?E撚聾兇棒僂濔紊欧神辰神个痢,修鵑陛瑤?E个凌堯垢気┐眸娠任靴?br /> 山並み遥かに消え魚?E屬♢咾寝瀛鷦屬慮紊僂砲盪?br /> 淡々?E垢魏瓩瓦靴討澆燭?E弌,燭逝犇覆里藁僂量気い个㎠蠅任△辰討發澆?E?br /> ?EГ海寮い亙匹暴颪い燭,貿陲覆發鵑世佑?br /> 拗ねてひたすらに彷徨って来た人生だったがと
 箸にも棒にも掛からぬが生き様だよと そんな人生の感慨さえも儚く消え魚醒た先の西の空には
 何故かとてもさばさばしていて 自然と霧の?E㎠Δ發里?Ebr /> 何故か自然現象の様な?E点イ痢,修旅?E擦龍舛海Δ發里?Ebr />
 そ?E犬磴¬斉?E㎠蕕盒砲瓩督稍瓦鵬瓩瓦靴討澆茲Δ箸いΦせ舛里泙鵑?br /> ただひたすらに鬱々と子犬みたいに目に怯えをたたえたままで
 人生何が面白しか畝と3度唱えて不貞寝して 過ごす午後の気持ちの悪さ?Ebr />
 ?E卜匹覆蕕綿?E蕕型兇蠅法_燭了紊鮟鼎郵腓?E擦討?Ebr /> 歯切?E匹覆Δ呂困垢虧気董_申茲鬚匹γ④辰燭蚓匹い笋蕕隆召瞼K罎?br /> ま?E杷蘚瑤蠅琉婆?E糧佞法,箸椶箸棆♢魘嬰个辰?br /> 着いた先の祥丞?Ebr /> 苔がふ?E笋乕發?E陲凌④咾?E笋蕕?br /> ああ浅間山とほんのちょっぴりとシンミリとなって 朝の?E世韻北楹个瓩討澆討?Ebr /> なんじゃそのままじゃあ?E豹誉顕燭気?br /> 街角で出会った人々の噂話も耳に薄ら寒く聞こえ
 この冬枯?E竜╂甞阿?E旅鶸┐法^?E妖爐┐沌垢佑覆♢蚓④巣陲鵑任澆討?Ebr /> 人生?E?E發里覆媛申茲鮹気靴討皺申茲砲睫気?br /> すっか?E爐┐臣咾里曚箸蠅亮蠅俳覆鵑如^佞魴茲靴討修辰版舛Ⅴ鵑任澆蠅磴?br /> パラフィンみたいな氷を透かし ほんのほの暗く見え?E里蓮|咾鳳砲哀疋献腑Δ侶欧?E㎜,呂燭泙織淵泪海梁膩欧?br /> そっと水?E蠅覗澆い討澆董,修?E㎠蘊型新砲覆辰董.疋献腑犬永瓩?E發里㎠筏な♢砲覆辰?br /> ドジョウを掴んでみようとしたが

 さりとて
 ドジョウ掴んでそのまま?E辰董 ̄澤蘇舛い独瑤鵑嚢圓辰燭修諒?Eⅻ寮茲砲磴?br /> 何待って?E㎠陵鬚發箸鵑般気?br /> 楽園夢見て人生走って来ても ?E苗茱丱蕕个㎠?E蕕い討發澆?E?br /> 昨?E?E鯑?E覆Ⅳ箸箸ぁ砲里修鵑弊里了砲垢蕁^奮阿噺絏个㎠蠅鵑任い討?Ebr /> そんな束のナグサ草 

(?E澄膨垢ぁ0嫂泙擦債垢せ?E♢△辰拭?br />

「畳の角の2円銀貨」-ぽえとりーず

2009-04-22 02:47:03 | Weblog
    畳の角の2円銀貨(ver.1)

 畳の角に2円銀貨
 そっと踏んではみたものの
 足になぐさの生えるじゃないし
 胴にカズラの着くじゃなし

 こうして日がな灯火のもとで
 化粧の紅を口に引いてはみたが
 黴の香漂う本の蔵
 一日じゃけんに過ごします

 壁の穴には米搗きバッタ
 白い粉(こ)を噴き跳(と)んでは跳(は)ねる
 その物音が澄んだ音して手水(ちょうず)の水に
 木霊してから
 雲母の欠片
 化石となった物音に
 結晶してからぽとりと落ちる

    畳の角の2円銀貨(ver.3)

 畳の角に2円銀貨
 ふと見てみれば極めて小さな都会の風景と
 「白線の内側まで下がってください」と 車掌の声が交差して 
 都電荒川まで一気に飛んで

 他愛無い ミニチュアの箱庭のその先のループ
 寧ろ自然にそっと 踏んではみたものの
 足になぐさの生えるじゃなし
 胴にカズラの着くじゃなし 
 ましてカラスはとっくに去ってしまい

 場末ネオン輝く汚れた部屋で
 一日チカチカ光線のもと
 化粧の口紅引いてはみたが
 黴の香漂う蔵書の隅
 孤独にじゃけんに過ごしますぅ

 夕陽の差した暗い気分の秋祭り
 壁の穴には米搗きバッタと
 白い粉(こ)噴き 跳(と)んでは跳(は)ねるワムシの類(たぐい)
 喉元過ぎるその声が 
 不協和音の色して 手水(ちょうず)の中に 
 木霊して後 雲母の欠片と
 病気となった物音(ぶっしつ)に 
 結晶してからぽとりと落ちる

一言。明け方ワープロ打ってたら、畳の端を蝿が歩いていました。1円や5円なく2円というのは、蝿の何処に影響されたのか未だに不明です。4年後でver.2、今、更に5年後でver.3.