St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

日記

2014-08-13 17:35:49 | Weblog
0 極めて多忙なので、順番通りの数学の更新のみ。
写真は、昨日8/10(日)の松本。コスモスの会の為、松本に行く。
アントニオーニの映画「情事」をなかなか進められない。島の小屋のところ。リチーの指摘に納得。リチーの「映画のどこをどう読むか」の該当箇所を読む。
引用は変わらない。

“正反対性(両極性)を使って自分の言いたいことをあらわすこのアントニオーニの方法は、幾何学的である。両極端を持つ線があって、われわれはその両端を見るよう求められる。後へ行くほどこの映画は幾何学的な要素でいっぱいになる。背景の一部に見られるバロック風の幾何学的なものとか、青写真や建築用の図面の使用といった見てすぐわかる表現だけではなく、テーマを明確にし、例証し、文学的にあらわすための幾何学的な構図がたくさん使われている。”(p.87)

1 家にあるCDによるクラッシック紹介は2枚。前回踏襲。
「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」(ピノック(チェンバロ);アリヒーフ)
「バッハ:パッサカリアとフーガハ短調他」(ヴァルヒャ(チェンバロ);FIC)

2 松本へは、日曜天竜峡発朝2番の電車で。6時半発。3時間かけ9時半に松本着。直通なので長く感じない。
カトリック松本教会のミサに与り、午後歌会に出席。各々予め提出しておいた歌を批評しあう。ちなみに、赤石では2首。奥村先生に評を全面的にお願いする。
わたくしの歌。少し前まで、部分的に“古典っぽい”ところを入れた現代短歌を歌ってたが、次第に“古典どっぷり”に変わりつつある。
歌会は3時半に終わり、パルコ横で献血。
台風の中、5時半の電車で帰ってくる。飯田着10時半。途中乗り継ぎの駒ヶ根では強風と雨。
読んだ本、
「ヨーロッパニューシネマ名作前史」
「2014数学Ⅲ入試問題集」
「英単語checkmate」
「古今集・新古今集評釈」
「高校政治・経済」(実教)
「非線型の力学系とカオス(下)」(S.ウィンギンス;シュプリンガー)
“The Mathematics of Time”(S.Smale;Springer)
“Dubliners”
飯田は5日から10日まで人形劇フェスタ。水曜日には、公演場所の鼎公民館で、準備を尻目に、只管ゾラの「ナナ」を読み耽る。“ガガ”が出てくる。ワッペン買うが公演は見ず。

アルスの主任司祭聖ヴィアンネの本「聖ヴィアンネの精神」(モンナン神父)からは、変更なし。

“信仰と愛徳によって、御言葉がわれわれの中に住まい給うとき、われわれの霊に注ぎ給う神的光に照らされた知性の徳がある。”
“「心の眼を清めて、真の光に向かって飛翔するには、世のわずらいを軽んじ、身体を抑制し、痛悔の心を抱き、涙を注がねばならない・・・神の賛嘆すべき本質とその無垢なる心理とを黙想し、純なる意向をもって熱心に祈り、神に於いて喜び、天国を熱烈に望まなければならぬ」”
(p.13~14)

4 半年程前に「現代詩手帖」に投稿したけど採られることのなかった詩の紹介。3回目。段々と書き足していきます。一定のレベルに達しない詩ではありますが・・・。

“「昼」 白い小さな指先から 零れ落ちる サラサラした細かい砂 アポロニウスの円筒形 破損した硝子 //振り子細工のように 時を刻んで来た その機械はもう鳴らない //何千もの部品からなる 精密なゼンマイ装置 淀みのない時を刻み 傷みの欠けた歴史を繰り返す 空間の歪み そして 抜けるように広い青空//補正しようにも 補正しようのない 鋭い悔恨 戦禍にも その村は焼け落ちず・・・ 空間が そして 後に時間が後退して 仄かな祈りが・・・//空に白雲が立ち籠め 木々の緑 その影は 日差しを遮り 小さなバルコニーには 混沌が形成されていた 空港に出て 半島を半時計周りに巡って また読み止しの本に戻った// 「ステファニーが フランスに旅をして お菓子屋になる為に パリで勉強する やがて 大人のする恋をした そして 振られ・・・」//

「“情景”“場面展開”、もうちょっと整理しよう!」という訳で、わたしはこれで・・・。拙くなると逃げるというパターン。申し訳ないが。「手帖7月号」にショック受けてて、「ヤバイなあ・・・」というのが正直なところ・・・。「詩と思想」「現代詩手帖」始め、最近の日本の詩壇には目を瞠らされるものが・・・。毎月が驚愕させられる。「西脇何だったの」「朔太郎何だったの」が率直なところ。是非、注目して欲しい。

5 From “Quantum Computation and Quantum Information”(M.A.Nielsen I.L.Chuang;Cambridge)(p.174)

“A single qubit is a vector |ψ>=a|0>+b|1> parametrized by two complex numbers satisfying |a|^2+|b|^2=1.Operations on a qubit must preserve this norm,and thus are described by 2×2 unitary matrices.Of these,some of the most important are the Pauli matrices;it is useful to list them again here:
X=[0 1 ;Y=[0 -i ;Z=[1  0
   1 0]    i  0]    0 -1]
Three other quantum gates will play a large part in what follows,the Hadamard gate (denoted H),phase gate (denoted S),and π/8 gate (denoted T):
H=1/√2[1  1 ;S=[1  0 ;T=[1  0
       1 -1]    i  i]    0 exp(iπ/4)]
A couple of useful algebraic facts to keep in mind are that H=(X+Z)/√2 and S=T^2.“

量子コンピュータの代表的な教科書から引用しました。
15年位前に“コンピューティングにハミルトンの四元数を使う”、発想してたが、その後進めず。

6 “択捉に流氷見えて春まだき”
最近俳句作ってないな、の感慨とともに。以前作って投稿しなかったものから。

7 “1939:The principle of solidarity,also articulated in terms of ”friendship“ or ”social charity“,is a direct demand of human and Christian brotherhood.”
 (from “Catechism of the Catholic Church”)
 
8 “1939:It is God,in ”whose hands are the hearts of the powerful“ and the hearts of all,who according to his own promise and by the power of his Spirit can transform ”hearts of stone“ into ”hearts of flesh“.
 On the path toward the desired conversion,toward the overcoming of the moral obstavles to development,it is already possible to point to the positive and moral value of the growing awareness of interdependence among individuals and nations.“
(from ”The Companion of the Catechism of the Catholic Chruch“)
 
9 年間第19水曜日福音朗読。マタイによる第18章から。

“「はっきり言っておく。あなたがたが地上でつなぐことは、天上でもくながれ、あなたがたが地上で解くことは、天上でも解かれる。また、はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる。二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」”
-叱咤するのではなく忠告すること、それに反駁することなく受け入れるのは難しい。だが、それができて初めて兄弟なのだ。

†主のお恵みが。
†主に讃美と感謝。

2014年8月13日
                       乗倉寿明記す