空には刷毛で掃いたような飛行機雲が
空には、刷毛で掃いたような飛行機雲
その先端に、ゆっくりと銀色の船体
秋空をじっと見つめ、一体君は何を追っているのだろう
涼しい目をした君と、少し疲れた僕と
青空の下で、二人きり
時間だけが、そっと囁くように去って行く
軒下なんかに潜っちゃ駄目さ
だって、飛行機雲は、ほんの一瞬しか残らないものだから
赤茶けたクリーム色
僕らの本心かもね
あっ、小鳥が鳴いて木々を反らせ去って行く
遥かに遠い世代のままで、君らはこれまでどう過ごして来たのだろう?
地には、風にそよがぬススキが一本と
空には、爛れたような赤茶けた月が架かり
銀色に照らされた庭がまるで笑い出そうとするかのよう
昨日はきっと何処かに行ってしまったんだね
残念だけど、其処に僕らの現実なんてありはしない
そして、依然、世界は全然変えられなくて
冷たい現実だけがじっと鳴りを潜め、待ち続けている
だから、せめてこの瞬間だけでも飛行機雲を見ていようね
まるで鏡に映るように、僕らの姿は痛々しく
それは、ちっとも世間を反映してなく
でも、それも現実って気付く時ももう既に来ている
だから、そっとこの道を歩んで行こうね
・・・
写真は、バイト先近辺・・・
月曜日、確か。
・・・



空には、刷毛で掃いたような飛行機雲
その先端に、ゆっくりと銀色の船体
秋空をじっと見つめ、一体君は何を追っているのだろう
涼しい目をした君と、少し疲れた僕と
青空の下で、二人きり
時間だけが、そっと囁くように去って行く
軒下なんかに潜っちゃ駄目さ
だって、飛行機雲は、ほんの一瞬しか残らないものだから
赤茶けたクリーム色
僕らの本心かもね
あっ、小鳥が鳴いて木々を反らせ去って行く
遥かに遠い世代のままで、君らはこれまでどう過ごして来たのだろう?
地には、風にそよがぬススキが一本と
空には、爛れたような赤茶けた月が架かり
銀色に照らされた庭がまるで笑い出そうとするかのよう
昨日はきっと何処かに行ってしまったんだね
残念だけど、其処に僕らの現実なんてありはしない
そして、依然、世界は全然変えられなくて
冷たい現実だけがじっと鳴りを潜め、待ち続けている
だから、せめてこの瞬間だけでも飛行機雲を見ていようね
まるで鏡に映るように、僕らの姿は痛々しく
それは、ちっとも世間を反映してなく
でも、それも現実って気付く時ももう既に来ている
だから、そっとこの道を歩んで行こうね
・・・
写真は、バイト先近辺・・・
月曜日、確か。
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