昨日の朝の事でした。
妖精は呟いていました

ここでは私は
「あの森の妖精さんが引っ越して来てから窮屈なのよ」
田んぼの横の道を自転車で走っていた時
私の肩にいつも乗ってくる妖精が言いました
私は
何が窮屈なの?と、聞きました
横ではコジュケイが煩くないてます。
妖精は続けます
「一緒にお茶でもしましょうと
あたしがせっかくとっておきのお花のお茶を出したのだけど」
出したのだけど?
「あなたそれは贅沢よ。私なんかこの、草を使ったお茶しか頂かないことにしているの、って言われたの」
ふんふん。せっかくとっておきのお茶をお出ししたのにね(笑)
「おまけに彼女ときたら完璧過ぎて、あたしはちょっと窮屈で仕方ないの。」
妖精は肩の上でため息をひとつ。
私は笑いました。
「いろんな人がいるけど、妖精の世界にもいろんなタイプの妖精さんがいるものなのね。しらなかったわ」
妖精は言いました。
「あたしはちょっとのんきなタイプなのよ。抜けてる所はあるけれど、それくらいの心のゆとりが欲しいのよ。お茶くらいゆっくりいいお茶をいただきたいの。そう思わない?自分の人生なのよ。」
私は自転車でグラウンドに向かいながら笑って答えました
「そうよねぇ。自分の人生だものねぇ。人の真似はできやしない。いい所は見習っても、自分軸は大切よね」
私は妖精の話を聞きながら
グラウンドに走っていました。
少し肌寒く、火を焚いておられたグラウンドに到着すると
妖精は消えていました。
私は火のそばに寄っていき
大きな声でご挨拶しました。
そして言いました。
「美容院も行こう。ちょっと身奇麗にしようかなあ。たまにはお洒落もしたいのよ。」
みんなが笑って、
「嗜みだものなあ。行け行け。」
と、言いました。
「突然何を宣言しとる?自転車で突っ走り過ぎておかしくなったのか?」
私は笑って言いました。
「私は病気だってみんな言うけど、そうじゃないわ。私の個性なのよ。病気じゃないんだから。」
みんなが笑って言いました。
「別に病気じゃないぞ。いい時も何かあった時も、笑って乗り越える事だ。病気結構。ここで笑えばすぐに治るぞ。」
「まだまだあんたは我々の、子供みたいな歳なのだから、笑って楽しんでがんばりなさい。まだまだがんばる時。私みたいな歳になったらゆっくり嫌でもできるのだからね。」
みんな火の周りで私に色々話して大笑いしました。
「ゆのん、おはよう。今日も元気だ。いいことだ。」
90越えた歳の先輩が言いました。
私は父と同い年のその方にいつも甘えてしまうけど
いつも私がピシッと姿勢正して敬礼したら、笑って私にピシッと敬礼を返してくれます。
カッコいいっちゃ。(笑)
みんなくしゃくしゃの笑顔で
「ゆのんは遅い。いつも駆け込みじゃ。(笑)若いから朝寝坊だ
」
と、大笑いします。
6時起きは朝寝坊のうち。なぜならもう明るい。
私は体操したり身体をならしながら、やっぱり大笑いするんです。
「ここには妖精さんがたくさん住んでるね」
そう言うと
「妖精も化け物も動物もたくさんおるわ❢みんな仲良く元気だ❢」
「あんたは作家なのだから、いろんな想像したり夢をみたりするのが仕事。堂々としてたらいい。それが仕事だよ」
と、みんな大笑いしました。
私は笑顔でうなずきました。
「じゅんちゃん、今朝も元気で言う事無しだ。」
みんなゆのんと本名をまぜこぜにして私を呼びます。
「生まれてからずーっとここで育ったごたるなあ。」
大笑いしました。
楽しい朝でした。
今朝は雨降り。風もあります。
今朝はお休みです。
明日は晴れるかな?

ここでは私は
無心で表現できるんです。
この地はゆのんのおるごーるを
どんどん生み出させてくれる場所です。
今
夢中に無心に表現できる
それが幸せ。