もう少し
技術上げたい。
夢で見た船は
あれは簡単ではない。
普通の船ではない。
方舟なのだ。
現実化するには
聖書に出てくる方舟じゃなく
私の造営する方舟なので
そこは少し違う。
昔ある舞台の美術で
巨大な方舟制作を依頼され
その部品から
美大出たあるおねえさまと二人で
喧嘩みたいに意見をぶつけながら作ったことがあります
ほんのワンシーン
わずか3分ほどのシーンのための美術装置です。
大きさは横役7メートル
高さを支えるために
太くそれでいて軽い木の素材を使い
ダンボールの芯に
少しずつ方舟の、丸みや
立体性をつけながら作りましたが
波打つ波の動きは別のスタッフが紗の布地を使い
それはもう生きているような動きを出していましたから
そこに船出する方舟が稚拙じゃあだめだと
遠くから見たときの色調とかその立体感出すための色を二人で必死に作ってました。
よくわからないけど
凄まじいバイト。(笑)
動かすのは6人くらいで。
立体構成は大きくなればなるほど難しいですね。
夢の中の方舟は
ただ大きいのではなく
その作品は、おるごーるとしての体をちゃんと出してました。
船なのに一部ちょっと面白い部分がありました。
想うに
作品というものは作家の想像の産物で
生まれてこの方の経験や見聞きしたものが变化(へんげ)して現れてくる気がします。
それが最近随分と具象として
面白くなってきています。
デザインとか
そういう捉え方よりもさらに
美術としての面白さを自分が理解してきていて
子供の頃に自由に描いていたあの世界に逆に近づいているのではないかと思うのです。
不思議だなあ。
年を取り枯渇するなんてことがない。
逆に泉のように毎日毎日生まれて更新されて行くので
最近は作る世界を、毎日毎日想像し
構築し
立体構成するのが面白くて仕方がない。
今までは下絵描くの
絵として捉えてましたが
最近は下絵まで立体的なのが出てくる。
昨日
いいこと聞いた。
絵は完成したあとも乾燥するって。
油絵の具の特性を知らない私にとって
目からウロコだった。
あ、そうか。
この前から少し
油絵具の特徴はリターダー使わなくてもとても面白い表現できるので
小品だ試していたことがありまして。
絵じゃないんです。
昔父が油絵具でどうして緻密な絵が表現できたのか
逆に叔父はどうしてあの風景画をあのように描いたのだろう
そんなことを散歩しながら考えてました。
うちの近所に抽象画家さんおられて
いつもガレージで絵を乾燥されてまして
20号サイズや時にもう少し大きいものや。
いつも刺激もらってます。
立体構成のなかに何か取り入れられないか
そこを模索しております。
考えたら面白くなり
画家さんではない目を持つことは、これはちょっと面白いなと思えて
今度は新しい事を立体構成のなかやってみようと想いました。
カノンさん辺りで小さな試作で試してみよう。
それを大きくしたら面白いおるごーるができるなと昨日気づいた。
晩ごはん食べながら
目の前にはいろんな映像浮かんできて
ホテルの壁を映像が走り回った。
ワクワクしてきました。
創作って
誰の真似でもない世界なので
どんどん生まれてくる世界なので
無限なのだなと
止まらない興奮を感じていました。
今掛けてる作品よりも
ずっとずっと面白くて
ゆのんの世界だよ
と、想いました。
できるかなあ。
とにかく挑戦してみよう。
心がくすぐったい。