夢音(ゆのん)~風のおるごーる~ atelier JUNON

~想いをかたちにするために~
天然木を使った、オルゴール作家

2023年ありがとうございました

2023-12-31 13:07:13 | つれづれ
今年もたくさんの皆様からの

ご支援ご厚情賜り

本当に本当にありがとうございました



年が明けましても

創作の世界は続きます

穏やかに優しく


昔のようながむしゃらは

もうできませんけど

穏やかな優しい表現で

夢の世界を作って参りたいです。



年が変わりましても

どうぞよろしくお願いいたします


ありがとうございました



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都に

2023-12-31 08:03:06 | つれづれ
工房のお掃除も済ませて

さて

京都です。

京都駅はまあ凄まじい混雑でした。

早々に退散です。

戻るとやること山積ですが

これもまあ親孝行と

母の買い物やらおせち作りやらにお正月までは奔走します。

動けることがありがたいです。



自転車乗って買い物行って
 
いろんな人に会うと

「何だか顔色良くなったね!元気になって若返った気がする」

と、口々に言われます。

確かに国見では大笑いの毎日で

笑う頻度が多いので

血行もよくなるのかなあ?

プリマヴェーラ寄った時に

そこで

ゆのんさんは京都より国見が合うみたいと笑われましたが

創作の場としては確かにいいですね。

海風対策など色々いるんですけど

それでも海風入る方の窓は開けず

逆方向に掃除や換気の時開ける窓をトッポ・ジージョつけてくださったりしたので

まだまだ改造しますけど

機械類は掃除マメにすると錆びることはありません。

もう一つ小屋を建てて木の収納庫にしたいのです。

やや高床にして、基本の骨組みだけしてもらえたら

後は壁の所に断熱入れて

今確かスプレー式の断熱材もあるはず。


と、つらつら年末に想いを馳せてますが。



新しい企画やら

やりたいことは山積。

欲張りですね。

試作作ってまた本作にできるように工夫したいところ。


親孝行しながら夜はスケッチブックに向かい

とにかく絵を描いて。

4日には戻りまた創作三昧です。


金閣寺は

車や観光バスで混み混み。

きぬかけの道走ろうかと思ったけど動かないので左折裏道クネクネ。

それもまたいいか。

その後も何故か外国の方のたくさん歩いておられる鞍馬口通りとか(民泊復活してますから)

ちょろちょろ走りながら用事を済ませました。

まあ今年のおせちは簡潔に。

母の事を色々してるのもまた楽しい。

お年始に母が持っていくお菓子をギリギリに、頼まれ

早く言ってよ~。と言いながら北山に走りマールブランシュ本店に久しぶりに行きました。

まあすっごい行列。

予約してないので並ぶしかなく

30人待ちを行列苦手な私が並びました。

しかしまあ、

何とかお年始のお菓子も買えました。

前に東京駅で、ホワイトデーの行列に遭遇しびっくりした私ですが

それに比べたらこの行列など何のこともないなあと笑える気持ちの余裕。😅

お風呂掃除から動けることみんなしまして。

普段はヘルパーさんにお願いしている母の所のいろんなお掃除ですが、

いる間は励みましょう。



年末次男からの爆弾ラインも飛び込み

みんな大騒ぎの今ですが

来年あたりこの私も

爆弾ライン(いい意味での)送りたいものだわと

クスクス笑っておりました。



さて

今年もこの1日となりました。

大切に

大切に。









コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7年前

2023-12-29 19:15:30 | つれづれ
わずか7年前

私は年末のこの日をを

シューベルトの歌曲を聴いて過ごしていました。

歌詞を聴き

歌を聴き

涙が溢れていました。



この曲の歌詞はかなり暗く

かなりマニアック。

そんな曲に波長が合ってた当時。(笑)







それでも

少女の頃に感じていたロマンチシズムが

そこにはあったので

私はなるべく

知らない人たちの中に一人でポツンと佇んでいたかったのです。





性格的に明るくなっても

このロマンチシズムは

まるで絵のようで

私は密かな興奮を感じずにはいられないです。

歌曲を聴いている時は

人の声と

体を通して人の身体が楽器となり

凄まじい波動を出すので

私はもうそれだけで

素晴らしい恍惚の中に入り込めるんですね。

弦楽やピアノの曲なども好きですが

やはり歌曲が一番なのです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明るい方へ

2023-12-29 09:15:43 | つれづれ
明るく希望を持ち

困難なことは次々あれども

心のなかにおひさまを持ち

あたたかくてあたたかくてたまらないような

優しい作品作っていきたい

そんな人になりたいです

いくつになっても

喜びや希望を毎日毎日作り出し

自分のエネルギーを枯らさず

時々休むけど(笑)

笑顔で

泣いたって笑顔でいたい



そっと寄り添える作品つくりたい。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さえずり

2023-12-29 05:38:25 | つれづれ
「冬場は元のねぐらには

以前敷き詰めた枝の布団すらないんだ」

と、

南に渡った鳥が久しぶりに北に帰ってきて言いました。

「それでも元々はあんたが作った巣だったんだろう?」

「そうだよ。けれどもふかふかしてたのがなくなってね、夏とおんなじヒヤヒヤした風通しになってるのさ」

「そりゃキツイね」

「だから早く南に帰りたいわけさ」

彼はもう南に新しい巣を作っているのだ

「もうここには眠る巣もないと言うわけさ」

彼はひとしきり囀ると

飛び立ちました。

あたたかい巣こそ

彼が長年求めていたものだったからです

彼は毎日何気なく羽毛に顔を埋めながら

そのことを感じていました。



鳥には信じる友ができました。

再び歌を歌えるようになったのは

その友が常に励まし

彼が歌えるように支えてくれるからでもありました。

彼は再び新しい巣でさえずり始めましたが

新しい歌を歌おうと言われた時

自分に一体歌えるのだろうか?という不安もありました。

彼は

それでも友の励ましを信じて毎日毎日歌の練習を始めたのです。

その友には信頼できる別の鳥がいて

その鳥はさえずりも完璧な見事な歌を歌う鳥でありました

その友はその信頼できる完璧な鳥から

彼のことを、歌を歌うに値する鳥なのか?と、疑問を抱かれ警戒するよう友に助言していました。

彼は時折友の言葉が変質することに気づいていました。

それは完璧な鳥の助言がその友に不安や不信をもたらすからなのではないかと

彼の心を不安にさせるのでありました。

そんな時

歌えなかった頃の悪い癖が出そうになるのでありました。

朝枝の上で

今朝はもう歌の練習を、やめてしまおうか?

そんな葛藤や苦しみに襲われるのでありました。

それでも彼は

その友が自分の歌を信じてくれていることを疑ってはいけない。

初めて自分の歌を信じてくれた友の事をちゃんと信じよう

そう想うのでありました。

不安をやり過ごすために彼は毎日毎日歌いました。

さえずりの練習をしました。

新しい歌の練習を。




ある朝彼は気づいていました。

「僕は誰のために歌っているのだ?友のためか?それは違うんじゃないか?」

「僕は僕の歌を、信じてくれる友のおかげで歌い始めた。けれどもそれはきっかけだ。これからも信じてくれる友は大切だし信じていく。相手が僕のことを信じるかどうかなんて相手の人生。それはそれでいいんだ。」

「僕が不安になるのは、友の方ばかり向いているからだ。僕の歌は友のためでもあるけれど、周りのいろんな鳥たちや他の生き物たちに元気を与えていきたいという夢や希望があるからなんだ」

彼はしらじらと開けてゆく東の空を見つめながらつぶやいていました。

その瞳には

光が宿っておりました。

「僕が信じるべきはまずは自分だなあ。」

一番自分の歌を信じていないのは彼なのだと気づいていました。

彼は一生懸命歌い始めました

古い巣の呪縛から解き放たれた彼は

無心に歌い始めました

誰のためとか

何のためとか

知らないうちに何にも思わなくなっていました。

彼のさえずりの周りに花が咲き始め

いろんな鳥たちや虫たち

動物達が集まり始めました。

彼が無心になった時

初めて彼の新しいさえずりは

その波のような空気の震えと波動を出し始めたのです

それはいろんな生き物たちに希望を与え始めました

彼は友に感謝していました。

信じて疑わず

それはそれでいいのだと想いました。

それだけでいいことなのだと想いました。

それだけでなく他にも友ができてきました。

彼はいろんな友を信じ疑いませんでした。

その事は彼の歌に深みを与えてくれたのです。

古い巣にいた時は

誰も彼のことを信じてはくれなくて
彼は一生懸命去勢を張っていましたが

今では自然体。

信じてくれた友や支えてくれた友らのおかげだなあとしみじみ想いました。

伸びやかな歌の波動は彼の愛の歌でありました。

新しい巣の周りで聴いていた年老いた1羽の鳥が言いました。

「私の天使。歌をずーっと聞かせておくれ。あんたの歌を聞かないとさみしくなるんだよ」

彼の目から涙が溢れました

彼は泣きながら

いつまでもいつまでも歌を歌っておりました。

命の絶える日まで歌っておりました。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする