この前福岡の木工所の社長が来られたとき
私の使い方が悪くて壊してしまった手押しカンナを見ておられたが
「今度時間を作って修理に行くから」
と言われた。
何とも信じられない事でした。
重くて動かせないけど
こちらで分解して修理はできると。
驚きました。
木工所は多忙でひっきりなしに電話が来る状況。
それなのに。
この方に繋がったご縁の、別の社長も
金属加工や銘木扱う大きな会社や
様々なところから
神様みたいに想われておられる
利益とか自分の仕事を有利に進めるためにこの人と繋がるといいとか悪いとか
そんな事を考えておられないのだ。
信じられない事に
凄く辛いことや苦しい状況をご自分で耐えて乗り越えられ
しかも独学だと。
人様のためにそれこそ走り回ることも嫌がらず
仏様みたいな笑顔で毎日走り回っておられる。
今では凄くその世界では高名な方。
驚くべき方で
その方のお陰で私は
見知らぬ土地で信じられないくらいのご縁を頂いた。
だからこそ私は
どんな事があっても
自分のおるごーるで心休まり喜んでいただけるのなら
心血注いで表現したいと想うのです。
その方に紹介してもらった木工所の社長も
心の中に大きな設計図描く人で
いつもいつも大きな夢を持っておられる。
私は
実は人付き合いもうまくない。
誤解されたりもする。
知らないうちに人様の気持ちを損なう時もある。
悪いなあと想います。
信じてた事が違って深く傷ついて
何でかなあ?と不審に思って
それでもどんどん違う方向性になったりしたら
うまくそれが嫌なのだと伝えられず
決めつけられたりして
泣くことも多い。
そんなじゃダメだ。はっきり伝えよう。
うまく言えなくてもちゃんと伝えなきゃ
と、勇気を振り絞って言うけど半分も言えなかったり。
それでもドキドキしてお腹痛くなったり。
おるごーるのことは語れるくせに。(笑)
けどたまに
そんな自分の事を
何となくわかってくださる方々に出会うものです。
裏がなくても裏でこう思ってるに違いないと決めつけられたりして
距離を置くこともあります。
でもそれでも
別に誰も悪くない。
想いはみんなそれぞれ持ってるのだからみんな一致するなんてあり得ないのだから。
この木工所の社長は最初私が友と一緒に行くと
「今日は通訳がおられるんですな〜❢」
と、笑われた。
私の感覚的な話し方を横で友が順序立ててわかりやすく言い換えるからだ。(笑)
まさに通訳。
今あとりえでは
スタッフのH代さんが通訳してくださる。(笑)
支離滅裂な感覚的話し方は
わかりにくいのだ。
今こうして画廊で展示したりこの場で創作できるのは
大きな御恩があります。
そのおかげで色んな人と繋がる事が出来たんです。
私は言葉ではうまく言えなくて
照れくささや色々混乱して
とんでもなく誤解与えてしまう時もあるので
昔からお勤めする人にはなかなか向かなかったです。
でも
人生でそれこそ初めて
10日ほど泊まり込みでリノベ手伝ってもらったり
創作が広がるように工夫してもらったり
叱ってもらったりした。
叱る人などいるだろうか?真剣に。
工房が大変な時に
在庫作品買います❢
と、凄い応援をしてくださる方も大分におられます。
常に会うことは叶わぬけれど
その熱いお気持ちは私の作品に深みを与えてくださった。
この事は忘れない。
東京行ったとき
一文無しになった帰り道の心細さ
ついつい心が荒みそうになりました。
楽しそうな人々の会話に1人入っていけなくて
楽しいはずが物を食べる時も不安いっぱいでどうしようか?と泣きそうだったあんな日も。
そんな時にメールくださったあたたかさも忘れはしない
どん底に、落ちそうになったとき
助けて頂いた。
まだまだ辛かった日に
景色見ながら和菓子頂いて
帰りに本を一冊頂いて
帰りの電車の中で泣けたこと。
そんな時の事は強く思い出しますね。
そんなおかげで今がありますね。
そしてこの地でもあたたかい皆さんと不思議な繋がりを得た。
本当にどれだけあたたかい繋がりだろう。
想えば想うほどあたたかい。
感謝しかないし
自分はいつか
逆に人様のために。走り回れる自分になりたいと想うのです。
人様を傷つけることもたくさんたくさんあったでしょうし
それは覆せませんが
その分しっかり努力はできます。
息子へのカリキュラムやら
注文に新作にと
3本柱での対応は
倒れんばかりです
それでも毎日毎日続けられるのは
私に対してこれまでいろんな所で出会ったいろんな皆さんから学んだ事を
血肉として
いつか社会に、お返ししたいと想うからです。
だからこそがんばれる。
理屈では考えられない出会い。
みんな大体
早く用事済ませたいから早く来てくれ、早く帰れ
みたいになるものですが
私のご縁の皆さんは違って
時間を忘れて熱くなられ語られ
時間を忘れて人様のために動かれる。
時を忘れるほど夢中になるのはまるで少年のような心で
実は創作は根底にそんな想いがないとうまくいかない。
昨夜も遅くに博多の戦友みたいな社長してる友からの連絡で
「同じだよ」
と言われ笑った。
1人でいても
私の背中には
いろんな人々のあたたかさが輝いてる。
作品に手間暇かけて想いを込めるのは
当たり前のことですね。
だから今日も
愛情と夢と希望で
動きたい。
感謝。