夢音(ゆのん)~風のおるごーる~ atelier JUNON

~想いをかたちにするために~
天然木を使った、オルゴール作家

希望の光

2024-10-31 09:41:56 | つれづれ
毎日の創作は

希望の光だ

舞台が次々と完成すれば

見る人々に、その舞台に夢中になってもらいたい。

おるごーるは

電動でずーっと響いたり

便利な編曲可能なのもでてきました。

それはそれでいいんです。

ただ私は

最初があって終わりがある

そんな昔ながらのスタイルを愛してやまない。

人生も

もしも不死ならば虚しく

恐らく喜びも半減

無常で有限であるからこそ

美しいと信じています。

だからこそ

目の前の出会いは尊い。




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ありがたさ

2024-10-31 06:47:28 | つれづれ
この前福岡の木工所の社長が来られたとき

私の使い方が悪くて壊してしまった手押しカンナを見ておられたが

「今度時間を作って修理に行くから」

と言われた。

何とも信じられない事でした。

重くて動かせないけど

こちらで分解して修理はできると。

驚きました。

木工所は多忙でひっきりなしに電話が来る状況。

それなのに。

この方に繋がったご縁の、別の社長も

金属加工や銘木扱う大きな会社や

様々なところから

神様みたいに想われておられる

利益とか自分の仕事を有利に進めるためにこの人と繋がるといいとか悪いとか

そんな事を考えておられないのだ。

信じられない事に

凄く辛いことや苦しい状況をご自分で耐えて乗り越えられ

しかも独学だと。

人様のためにそれこそ走り回ることも嫌がらず

仏様みたいな笑顔で毎日走り回っておられる。

今では凄くその世界では高名な方。

驚くべき方で

その方のお陰で私は

見知らぬ土地で信じられないくらいのご縁を頂いた。

だからこそ私は

どんな事があっても

自分のおるごーるで心休まり喜んでいただけるのなら

心血注いで表現したいと想うのです。

その方に紹介してもらった木工所の社長も

心の中に大きな設計図描く人で

いつもいつも大きな夢を持っておられる。

私は

実は人付き合いもうまくない。

誤解されたりもする。

知らないうちに人様の気持ちを損なう時もある。

悪いなあと想います。

信じてた事が違って深く傷ついて

何でかなあ?と不審に思って

それでもどんどん違う方向性になったりしたら

うまくそれが嫌なのだと伝えられず

決めつけられたりして

泣くことも多い。

そんなじゃダメだ。はっきり伝えよう。

うまく言えなくてもちゃんと伝えなきゃ

と、勇気を振り絞って言うけど半分も言えなかったり。

それでもドキドキしてお腹痛くなったり。

おるごーるのことは語れるくせに。(笑)

けどたまに

そんな自分の事を

何となくわかってくださる方々に出会うものです。

裏がなくても裏でこう思ってるに違いないと決めつけられたりして

距離を置くこともあります。

でもそれでも

別に誰も悪くない。

想いはみんなそれぞれ持ってるのだからみんな一致するなんてあり得ないのだから。

この木工所の社長は最初私が友と一緒に行くと

「今日は通訳がおられるんですな〜❢」

と、笑われた。

私の感覚的な話し方を横で友が順序立ててわかりやすく言い換えるからだ。(笑)

まさに通訳。

今あとりえでは

スタッフのH代さんが通訳してくださる。(笑)

支離滅裂な感覚的話し方は

わかりにくいのだ。



今こうして画廊で展示したりこの場で創作できるのは

大きな御恩があります。

そのおかげで色んな人と繋がる事が出来たんです。

私は言葉ではうまく言えなくて

照れくささや色々混乱して

とんでもなく誤解与えてしまう時もあるので

昔からお勤めする人にはなかなか向かなかったです。

でも

人生でそれこそ初めて

10日ほど泊まり込みでリノベ手伝ってもらったり

創作が広がるように工夫してもらったり

叱ってもらったりした。

叱る人などいるだろうか?真剣に。

工房が大変な時に

在庫作品買います❢

と、凄い応援をしてくださる方も大分におられます。

常に会うことは叶わぬけれど

その熱いお気持ちは私の作品に深みを与えてくださった。

この事は忘れない。

東京行ったとき

一文無しになった帰り道の心細さ

ついつい心が荒みそうになりました。

楽しそうな人々の会話に1人入っていけなくて

楽しいはずが物を食べる時も不安いっぱいでどうしようか?と泣きそうだったあんな日も。

そんな時にメールくださったあたたかさも忘れはしない

どん底に、落ちそうになったとき

助けて頂いた。

まだまだ辛かった日に

景色見ながら和菓子頂いて

帰りに本を一冊頂いて

帰りの電車の中で泣けたこと。

そんな時の事は強く思い出しますね。

そんなおかげで今がありますね。

そしてこの地でもあたたかい皆さんと不思議な繋がりを得た。

本当にどれだけあたたかい繋がりだろう。

想えば想うほどあたたかい。

感謝しかないし

自分はいつか

逆に人様のために。走り回れる自分になりたいと想うのです。

人様を傷つけることもたくさんたくさんあったでしょうし

それは覆せませんが

その分しっかり努力はできます。

息子へのカリキュラムやら

注文に新作にと

3本柱での対応は

倒れんばかりです

それでも毎日毎日続けられるのは

私に対してこれまでいろんな所で出会ったいろんな皆さんから学んだ事を

血肉として

いつか社会に、お返ししたいと想うからです。

だからこそがんばれる。



理屈では考えられない出会い。

みんな大体

早く用事済ませたいから早く来てくれ、早く帰れ

みたいになるものですが

私のご縁の皆さんは違って

時間を忘れて熱くなられ語られ

時間を忘れて人様のために動かれる。

時を忘れるほど夢中になるのはまるで少年のような心で

実は創作は根底にそんな想いがないとうまくいかない。

昨夜も遅くに博多の戦友みたいな社長してる友からの連絡で

「同じだよ」

と言われ笑った。


1人でいても

私の背中には

いろんな人々のあたたかさが輝いてる。

作品に手間暇かけて想いを込めるのは

当たり前のことですね。

だから今日も

愛情と夢と希望で

動きたい。

感謝。





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あと少し

2024-10-30 22:22:23 | つれづれ
随分長く

それこそ年またぎ

そんな注文作品を作ったり

新作作ったり。

毎日毎日忙しくしていますが

充実していますね。



これももうすぐ仕上がるかなあ。

大幅に木を替えて

デザイン一部替えて。


何だか可愛らしくなってきましたけど。(笑)



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渋滞しておりましたが

2024-10-30 02:30:45 | つれづれ
渋滞しておりました注文が

やっと少しずつ動き出しました。

気に入った木がなかった作品や

機構に問題があった作品や

ムーブメントが遅れていた作品や。

まあ本当にお待たせたばかり。

息子は私が孤軍奮闘していたこの2年ほどの予定を見て

「これ、本当に1人の予定か?」

と、絶句した。

「毎日毎日の作業、よく倒れずに来たね。(笑)」

いや、時々ぶっ倒れてましたけど。

しかしさすがに自分のDNAを受け継いでる子。

その後のセリフがいい。

「ということは進め方がもう一つだ。じゃあこうすればいいんじゃないか?」

なるほど。

と、納得する。

昨日は作業の合間に

20年くらい前に集めてた私が海外から取り寄せた様々な機素やメカニズムの本を眺めておりました。

小さな模型を工作用紙で作り

「この前しようとしてたの、こんなのか?」

そうそう。しかしここの接続部分がね、木だと金属みたいなわけにはイカンのよ。

と、続ける母。

金属旋盤あればなあとつぶやいたり。

フライス加工したらわけないよなあと話す。

部分的にこういう加工がしたいといちいち金属加工をロットで依頼したら高くつくし面倒

ということで私はこの前から金属加工部分で共用もしくは多用できる部品の図面を書いていました。

この部品だとあれにもこれにも使えるか。などと欲張り

とにかく2種類あればいろんな機構に応用できるんじゃないかなと考えたり。

ああ。じっくり作る時間がほしい。

しかし予定は目白押しです。

ありがたい事だけど。

もちろんたくさん資金持っていれば

こんなに走りながらつくることはないのだけれど(笑)

材料高騰のあおりをもろに受けておりますね。

息子に

「時間があってもおんなじだ。あんたはギリギリで凄いエネルギー出すから、期限がないと作れない。昔から見てる」

と言われる。

お見通しだな。



昨日は電話で

壊れた手押し鉋の修理に今度来てくれると

木工所の社長が言われた。

ああ何ともありがたい。

1日1日がとても貴重。

人生長いようで短いので

とにかくライフワークみたいな作品つくるためには

私はやはり

時間を有効に使わなきゃと考えてるのです

思えば子育て中に、がむしゃらに作って作った40代の頃の、あの無茶な凄まじいエネルギーが

今の自分の基礎になっています。

不思議だけど

環境も資金も整わない状態で必死に作り込んだあの時期がなければ今はなかった気がします。

不思議だなぁ。

がむしゃらに作って作ったあの頃

そのおかけでいろんな出会いを頂いた

でもいつも流れていたのは

物語だ。

心の中に流れる物語が

私の原動力。

映像と、物語は

私の舞台制作に役立つ。

その社長に私は

「いよいよ舞台を進化させたいのですけどね。今図面を引いております。私の書く図面はもう一つだが、とにかく次の舞台の基礎にこんな事が必要になります。私の手におえる代物ではありませんのでお力をお貸しください」

そういいますと

「わかりました。やりましょう!」

この前商工会での個別セミナーで教えてもらった

私の舞台作りに必要な自分の精神的なエレメントも揃って来てはいます。

不思議なことなのですが

何か大きな事を進めようとすれば

助けてくださる方々が目の前に現れる。

そんな時はGOサイン。

次々と人が現れ教えてくれて

不思議にそれらを実現するために進んでゆくのです。

そういうときには何にも考えないでとにかく進むわけです。

流れがある。



やろう。

企画も演出も全て

この胸の中。




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心の底を見つめる旅人

2024-10-29 17:12:07 | つれづれ


彼はなぜ旅に出ているのかと言うと

人の心の底が見えてしまうから

だからなるべく一つところに長くはいないのだ

旅の庵に今日も訪ねてくる人がいた

高名なその人は丁寧に挨拶をされたが

彼はその心の底が見えたので

その挨拶は本物ではないと気付いた

彼はそれでもかまわないものだと想ったのだ

値打ちなど

人の心など

変えることができようか

いや

そのようなことは出来はしない

彼にできることは

ただ黙々と自分の歩む道を見つめながら

毎日毎日地味に歩むだけなのだ



鳥たちが囁いた

「ねえねえ、悔しくないの?」

「そうだねえ。悔しいのかもしれない。そんな自分の心をうまく扱いながら歩むほかないのだなあ。」

鳥たちは彼のあとをついて飛んできていました。

彼にとっては

鳥たちの歌や

風の音を聞くだけで

何の権威にも

何の集団にも属さない

個としての自分の心が安らぎ

共鳴していくことがわかるのだ

そしてそれは唯一の贅沢でもある

「打ち勝つは己のこころ。捉え難きも己のこころ。他の事は全て万象流れてゆく。瞬間瞬間を見つめながらただ歩んでいくことは楽しみでもあるしね」



空の色も昇る月の色も

そんな事をとやかく述べても

明日はまた変わるのだ

万事が無常

それは己も自然であるからだろう
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