特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

応用行動分析学(ABA)、障害福祉、特別支援教育など、個人の考えとして書きます。ブログは極めて気楽な執筆態度です。

色弱とカラーユニバーサルデザイン CUD C型 P型 D型

2017年01月09日 | 研究

万人が使いやすいデザインを!ってユニバーサルデザインは一般常識ですよね。

高校の保健の教科書にも載っているくらいです。確か、肢体不自由の方でも使いやすいようにタマゴ型のグリップのペンや、手のひらごと差し込める大きな取っ手のマグカップなんかが紹介されていました。


今回は色弱者を含め、みんなが見やすい色使い!カラーユニバーサルデザイン(CUD)についてです。



基礎知識として、そもそも色の見え方には大きく分けて3通りあります。

一番多いのはC型と呼ばれる、いわゆる普通の見え方です。男性は95%、女性は99%以上これです。

次にP型、これは赤を強く感じるL錐体って細胞がないパターンです。

そしてD型、これは緑を感じるM錐体がないパターンです。

いわゆる色弱はこのうちP型とD型で、男性ではなんと20名に1名の割合で存在します。

ここでミソなのが「○○型」って名称が、健常とされていたC型にもつけられていること。

障害というより、「ヒト」の中の多形って考えかたなんですね。男性の色弱って人口の5%もいますし。(理想論としては人口比関係なく、すべての障害が多形として考えらることですが)


おやおや、、小学校通常学級には6%以上の発達障害児がいるっていわれてますが、これは「障害」ってことになっているぞー、、、、。


ちなみに、この知識はCUDの認定をしているNPO法人のカラーユニバーサルデザイン機構のマニュアルで勉強したものです。
公式マニュアル、お勧めですのでぜひ読んでみてくださいね。
多分文字で説明してもわからない、凄い色彩の世界が待っています。

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