特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

応用行動分析学(ABA)、障害福祉、特別支援教育など、個人の考えとして書きます。ブログは極めて気楽な執筆態度です。

【特別支援と天才2】 出る杭は何が打つのか?

2017年01月20日 | 雑記

少し前に書いた特別支援と天才1の記事に、素晴らしいコメントが届きました。

 

 

 

以下、そのコメントです。

 

正規分布図における下位2.5%を特別支援対象とするならば、何故上位2.5%も特別支援対象としないの?というのか、上位も下位も家族にいる者の実感です。下位2.5%が認知や習得に特別を必要とするように、上位2.5%も認知や習得方法は特別な事が多いです。ただ、能力が高い部分がある為に、ある程度の年齢になってくると今迄培った経験や能力でカバーし始め、自己完結、自己習得をするケースが多くなります。その為、困難さがなかなか周囲に理解され辛い場合が多いです。好奇心、興味を中心に生活をしているので、興味を持ったものを“理解”するまでは寝食を忘れて研究しますが、“理論や方法を理解”した途端に、その物への興味が薄れ、“卒業”してしまう傾向が強いです。(ダヴィンチもこの傾向なのではないでしょうか。)これは、学齢期には、本人も家族も本当に辛いです。その辺りのケアを含めた“特別支援”を海外では目指しているケースが多いようです。

 

 

 

ご家族の方からのコメントですね。

 

本当におっしゃる通りだと思います。素晴らしいコメントをありがとうございます。海外のギフテッド教育は私もあまりレビューしていませんので、是非今後も教えてください。勉強になります。

 

 

 

日本でも情緒障害等通級指導学級や、学校教育の支援的なポジションにある公的施設などの中で、そのテのケアをする機能があるところも一定程度あるかと思います。しかし、十分だと思ったことは一度たりともありません。

 

 

 

それに、仮に行政が公教育として、「特別支援学級(天才)」を設けても、周囲が即理解するとは限らないのがイヤーなところ。

 

 

 

特別な教育の場へわが子を進める保護者の考え、さらに周囲の目を気にする保護者の親世代の考え。

 

「普通であってほしい」という平等思想。

 

 

 

特別支援関係の学会でも天才児関係の論文はまあ少ないこと。

 

 

 

天才児たちの出る杭を打ちたがる魔の手って、パッと考えるだけでも盛りだくさん。

 

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