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今朝の外気温は手元の温度計で−4度だった。相変わらず日本海側には大雪警報が出されあちこちで除雪が追いつかない事態になっている。それにしても寒さが続き我が家の暖房費も倍近くなっている。
晴天が続いているが、写真の撮影をしていて悩まされるのが天気だ。山の写真だとその場所にいることも大事だが、天気も重要な要素となる。山岳写真家などは自然を相手にして何日も晴れるのを山小屋で待つ。一瞬の晴れ間で作品をものにしたなど自然相手の撮影の大変さを聞くとなるほどなと感心させられる。
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秘境、雲の平の全景と黒部五郎岳のカール
自分の中でそんな写真が北アルプスの水晶岳から撮った写真だ。1週間の行程で富山側の折立から新穂高温泉に抜ける計画で入山、薬師岳、薬師沢から雲の平を抜けての行程は時折小雨の降るどんよりとした曇り空。ところが水晶岳から鷲羽岳に抜ける1日だけ晴れ渡り壮大な北アルプスが目の前に展開された。水晶岳から左手に槍ヶ岳、穂高連峰、目の前に鷲羽岳、雲の平、黒部五郎岳その遥か先に笠岳が展開する風景に感動したものだ。目の前全ての山々が日本百名山を代表する山々だ。この絶景は天気が与えてくれたプレゼントだった。
翌日、ザアザア降りの雨の中、黒部五郎岳の山頂を目指して登頂したのも良い思い出だ。
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水晶岳(黒岳)2986m山頂・日本百名山
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