クオーツ時計内には「ローター」という、永久磁石(サマリウムコバルトなど)が素材の歯車があります。分解掃除の際には当然洗浄が必須の部品ですが、先日作業していると
何かくっついています。金属片のようです。前述通りローターの素材は『永久磁石』なので、「何か」がくっついてしまうことはありますが、このように大きいモノが付いていることは珍しいことです。「切子」「鉄粉」「サビ」等は良く見かけます
外してみると三角形「同じ時計内の部品が破損して付着した」と考え、ムーブメントの各部品を調べました。
電池を押さえる部品ですが、中央に向かって伸びている内の左上部が破損しています。
パズルのように合わせてみるとピッタリと合いました。
電池押えが欠けることもあまり無く、意外な事が続き驚きました。
他の三角部破損の恐れもあるので交換です。
このような事例で、時計が動かなくなる場合もあります。