一般的な「バネ棒」は
このような状態で入れ込み、バンドとケースを繋げる大切な部品です。
中には『バネ』が入っていて外側へ押し出す力が常に働いています。その力により繋がり続けています。
また似たような部品に「中留用バネ棒」もありますが大きな違いは
先端部の長さです 画像左が「中留用バネ棒」右が「通常バネ棒」
「中留」とはウオッチを着脱するときに締めたり緩めたりする、ブレスレットの12時側と6時側をつなぐ部品のこと。 バックルともいう。 →セイコーウォッチデザインより引用しました。
通常バネ棒を中留に使用すると
長さがあるのではみ出ます。はみ出すと衣類に引っかけたり、肌を傷つける可能性が発生します。
中留用バネ棒を使うと、先ほどのような事にはならず、はみ出ることもありません。
同じ構造の部品ですが、用途が異なると、汎用性が無くなります。
極稀に「中留に通常バネ棒」付いた状態で電池交換のご依頼が有ったりします。
その時は、引っ掛かりの危険性をお伝えした上で交換をおススメしています。