本年も技能検定が実施されます
今月から試験開始でしょうか? 以前の再掲部もあります
私自身も受験しましたが、すごく緊張したことはとても覚えています。技能士の等級は1~3級まであって1級が一番難しい試験となります。1.2級は受験資格に「勤務年数」等の項目もあります。順調に行けば3回の試験で1級まで取得できますが私は4回受験しました・・・。
合格発表はWEBでも確認できましたが、都庁にて掲示されるのを見に行った記憶もあります。1級合格したときはとてもうれしかったです。
1級時計修理技能士になってから数年後、時計組合の方からお話頂き、「検定委員」(=試験監督や運営・採点)をさせて頂く事となり、数年、検定委員として技能検定に関わらせてもらいました。「検定委員」でのお仕事内容は、守秘義務もありますのであまり詳しく説明は出来ませんが「採点は厳格・公正」「全ての検定委員さんがプロ」であったこと。また日々受験者さんの緊張感が伝わり非常に「ピリッ」とした空気に中で行われていたことはとても覚えています。
なので毎年この時期になると思い出します。
時計に興味を持つ方や生業としようとしている方々が増えるのは心強いことです。
受験される方は体調にはお気をつけてお過ごし下さい。
時計修理技能検定とは
時計修理作業技能検定は、技能を一定の基準により検定し、国が証明する国家検定制度のひとつで、1級、2級、3級の等級区分されています。
1級は機械式時計や電子時計を含んだ各種の時計などの修理と工数見積りができるレベルとしており、2級は機械式時計を含まない各種時計の修理などができるレベルで、工数見積りは含まれません。3級は電池交換、歩度測定、カレンダー付携帯時計の表示合わせ、バンド交換、時計の仕上げ等の時計修理作業に関する技能・知識となっており、2級に含まれている故障診断、修理再生可否判定、交換部品の選定・交換などは含まれていません。知識に関しては、時計、時計修理法、材料、電子・電気、安全衛生等も含まれています。
技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、厚生労働省が定めた実施計画に基づき、中央職業能力開発協会が試験問題などの作成を行い、試験実施については各都道府県がそれぞれ行っています。