日頃修理作業をしていると「なんだか上手く出来ないなぁ」とか「どうもしっくりこない」「なんか不安ががあるなぁ」など、いくつかの機種に対して過去の失敗から良い印象が持てずに、なかなか苦労するムーブもありました。
その中のひとつ
SEIKO 1F20/21 こちらは過去「とある部品を入れ込む」のに非常に苦労し、またその苦労も空しく修理自体も残念な結果になった。苦い記憶のあるムーブメントです。
「ムーブメントに難があるわけでは無く、自身の技術の無さが原因」と思っています。
最近こちらを修理する機会がありました。
通常作業よりも緊張感ある中で作業をした所、以前苦労した箇所も難なくクリアー出来て、修理完了。現在様子見期間中です。
拍子抜けするほど平易に終了しました。
作業前に「失敗したら」ってことを前提に、購入の可能性も考慮して、事前に価格調査しておきました。
そのせいか「失敗したら何とかなる」と言い聞かせることが良い結果になったのかと思います。
本当は「技術が上達しました!」と言いたい所ですが、久しぶりの作業結果なので、運が良かった点も否めません。
今後の同機種作業で上達かどうかの判断が出来そうです。