機械式時計の動力は「ゼンマイ」ですが、こちらのお品物は電池が動力です。
2021年8月にも同機種の記事掲載しました。
品番が異なります 今回は7806
一部抜粋しました
シチズン コスモトロンは電池を動力源に機械式時計の機構で時を刻む「電磁テンプ式時計」(シチズンは「電子時計」と呼ぶ)。1972年前後に発売。動力機構以外は機械式時計と似ていますので精度は機械式と大差ありませんが、振幅が一定であることから理論上は機械式時計よりも精度は高くなります。当時は手巻きをせずに放置しておいても「止まる事がない時計」は画期的な製品として受け入れられたようです。一方で同時期(1969年~)、セイコーのクオーツ腕時計が登場したことにより「電磁テンプ式時計」は数年で姿を消してしまう運命にありました。
当時は非常に画期的な機構でしたが、クオーツの台頭により商品寿命は短く市場に出回った数も少ないようです。
抜粋ココマデ
今回の依頼品も内外装ともにキレイな状態で、お客様が大切にされている様子を感じました。
電池を入れた瞬間に動き出すテンプとその「コチコチ」音は心地良いモノです。