時計が止まったとお申し出のお品物、色々な角度から原因を探りましたが、なかなか見当たりません。
ふと小秒針部に違和感を感じ針を外してみると
針の付く芯棒部は60側にズレているのが見て貰えると思います
拡大しましたが、分かりずらい・・・ 中央に芯棒が無いのは分かると思います。
小秒針部の穴と針が干渉して停止に至った模様です
このような場合は衝撃により文字板についている足が傾いてしまい、全体に影響を及ぼしていることが多く修復が必要です。
必要な方向から文字板を軽く叩きながら調整します。叩く力加減は非常に難しく、最初はものすごい優しく叩き、様子見ながら力を強くしていきます。
芯棒位置が修正されました。
針を付けて試運転開始です。