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本日の新聞記事にて(読者投稿)

2020-12-21 13:43:24 | おしらせ

今日の新聞読者投稿欄に19歳の学生さんの投稿がありました

内容を要約すると

『機械いじりが好きで分解や組み立てを良く行っているが、最近の機会は「ネジ」も無く接着で止める部品も多いため、分解は出来ても組み立てが出来ない、メーカーも修理出来ないと断ることも多い様子、昨今の「エコ」の観点から考えても、あまり良い事では無いのではないか?』との投稿でした。

『ドキッ』としました。

時計もご指摘の通り「分解は出来ても組み立てが出来ない機種が複数存在します」そのような商品の修理依頼は「機械自体の交換」で対応するしかありません。

「ネジ止め」の代替として「熱による接着」が使用されているとお手上げです。

機械自体もやはりそれほど頑丈なつくりでもありません。

仮に分解掃除が出来たとしても、お客様にお渡ししてからの不具合発生率も高くなるためより新しい機械への交換を推奨することもあります。

おおよそ20年以上前の商品は機械自体も頑丈で、分解掃除のことも考慮して設計等行っていたと思われます。

「修理」って言葉が軽くなってしまう気がしました。

現在、国内時計メーカーさんの主力である「電波時計」は全て「メーカー対応」となっており、内部構造や駆動方法等の技術の共有はありません。このこと自体違和感のある内容ですが、本日の新聞投稿欄にて再度「変だな」と思うところに気づかされました。

ただ残念ながらこのような現状は当分続くと思います。

 



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