最近の体調不良もあり、休息の大切さを感じていたため、本年より日曜定休日に祝祭日も加えさせてもらいました。
「休み＝遊び」ともなかなかならずに、閉めている店内で作業しています。
日頃の修理取扱品とは一味異なり、初見なので、集中して作業しないといけない予感する、ご依頼品があり、その修理に着手しました。
ハードルは高めですが、取り掛かっています。
営業中の作業は来店のお客様優先になりますので、修理品も途中で中断します。中断すると「思いついたこと」「眼に残っている映像」「分解や組み立ての順序段取り」などリセットされて思い出すまで時間が掛かったりします(笑)
閉店中作業は、一気に作業出来るのでそのような忘れ物の心配は有りませんが、集中しすぎているのか、疲労感は増す感じです。
パソコン作業も溜まっているのでそちらも手掛けないといけないようです。
ある意味充実した休日になりそうです。
セイコー エクセリーヌです。分解掃除のご依頼です
３針スッキリした印象、針視認性は高く見やすいお品物だと思います
【SEIKO EXELINE 一言】エクセリーヌ：「卓越する」という意味の英語EXCELからの造語。 セイコー社内ブランドの中でも、今や言わずと知れた世界の大人気時計ブランド。
ムーブメントは３F31最近はご依頼量も減っている印象のあるムーブメントです。
観察していると、「ネジや受板のクスミ」が気になりました。
ネジも本来のツヤは無く、クスミがあります。
原因の一つにはパッキンの劣化があります。
①裏蓋パッキン
本来は丸みを帯びていることが多いですが、真っ平の状態、触ると割れました
②リューズパッキン
こちらも本来は丸みを帯びてケースパイプ内隙間を埋めるような役割を担いますが、リューズと同じような径になってしまい、意味をなしていない様子。
分解掃除と共に、パッキン交換も必須の事例です
これから修理します。
ブルガリのお品物です。分解掃除のご依頼です。
２針、12ヵ所に石を入れて高級感あります
【ブルガリ一言】
ブルガリ（Bulgari /BVLGARI ）は、ギリシャ系イタリア人のソティリオ・ブルガリが1884年にイタリアのローマに創業した高級宝飾品ブランドである。フランスの企業グループであるLVMHに属する。
企業としての商号は、「J」「W」「U」がなく、かつ小文字もなかった古代アルファベットの表記法により「BVLGARI」と表記される。元は高級宝飾店として開業したが、1977年から腕時計の製造も始めた。
ーウィキペディアより引用ー
ムーブメントを覆うように装飾されたカバーが設置されています。
古いお品物の場合、電池部にも別部品でカバーが有ったりもします。
角度を変えて撮影、やはりキレイな模様です。
これから修理します。
先々週のブログ再掲です。
本日最終回なので、時計の事も知って頂く良い機会と思い、「再々掲」しました。
最近のドラマはネタバレを見かけてしまうことも多いので、今朝早起きして、録画視聴しました。
お子様にも人気があるようで、今日の私と同じリズムで視聴し、翌日から学校で話題にするようです。
最近の「趣味」と言っても言い過ぎでは無くなりました『テレビ視聴中に時計が出てくると調べてしまう』案件がありました。画像は相変わらず上手に撮影出来ず申し訳ありません
作中で時計が見える場面は数回ありましたが、大写しは初めてだと思います。
刑事役の櫻井翔さんが身に着けていました。
G-SHOCKシリーズは種類も多く、知識もあやふやな分野なので、調べました
多分こちらではないかと結論に至りました。
「CASIO G-SHOCK SPEEDMODEL Ref．DW-5600E-1」
映画「SPEED」に登場したモデルの復刻版。ベーシックフォルムにホワイト文字のロングセラー定番モデルです。海外モデルらしい情報もありました。知識不足の為ハッキリとお伝え出来ませんでした。
『大病院占拠』毎週欠かさず見ています。早い展開についていくのが大変ですが、色々な事が明らかになるにつれ、更に謎も沸き上がり楽しく視聴しています。
最近の人気ドラマはネタバレも多くネットに溢れるので、見ないようにするのも大変ですね。
毎クール数本のドラマは録画視聴していますが、時計の大写しがあると、ドラマの内容関係なく、スマホ撮影しているため、撮影後は５分程度前に戻し再視聴しています。
何故だかわかりませんが時計が判明した時は心地よい達成感があります。
これでは「ドラマを見ているのか」「時計を探しているのか」不明ですが、個人的にはとても楽しい作業なので、また見つけたら紹介したいと思います
先日紹介した。『TISSOT SEASTAR』ですが残念なことに、数年放置されていて
ケースやバンドの状態はかなり悪いモノでした。
まずはムーブメントの確認をして、動作するしないの判断が先でした。
分解掃除実施し時計はキチンと動作することが確認出来ましたので、次はケースとバンドの仕上げです。
長期間放置されているお品物は、クスミ具合が深く拭き掃除では、取り切れない事が多いです。
バンド裏側にも汚れが侵入しこびり付いている様子も見られます。
今回は超音波洗浄機を使用しゆっくりじっくり汚れを剥がしました。
クスミは軽減されツヤも出るようになりました。
バンド隙間もキレイにはなりましたが、金色部分のメッキ剥がれが残念な状態です。
無理に剥がすと周辺との色見差が激しく恰好悪くなります。
このままが一番良いかもしれません
リップのお品物です。電池交換のご依頼です。
【LIP一言】
LIP（リップ）は1867年にフランス東部の街、ブザンソンで創業したフランスを代表するウォッチブランドです。LIPの時計は、フランスを代表する時計ブランドとして自国のドゴール首相、国賓扱いの英国チャーチル首相に贈呈されました。150年以上にわたり、フランス・ブザンソンの工場で一つひとつ組み立てられているコレクションの数々は、決して流行だけに留まらない独自の魅力を備えています。（公式ホームページより）
全体の様子や可愛らしい針形状など特徴の多いブランドのようです。
恥ずかしい話ですが、今まで知りませんでした。
初見品は慎重に作業します
商品固有番号表記部には目隠ししました。
裏蓋の開け方も迷うところです。「中央リング」「四隅のネジ」どちらかが正解？もしかしたら両方？
まず中央リングを回してみました。リングを先に手を付けたのは「勘」です。
リングを外すと中央蓋が残った状態ですが、向かって右側に窪みと引っ掛かりがあります。
現状態では引っ掛かりに道具が入らないと思い四隅のネジを外し、上下から挟まって保持されている革バンドも取り外して作業しやすい状態にしました。
手前側の引っ掛かりを利用し、上方に持ち上げます
無事蓋も取れて電池交換実施出来ました。
お客様がいらっしゃると多少の緊張と焦りもあるので、時間が掛かりそうな案件の場合お預かりして作業します。
今回のような構造から考えなくてはいけない場合はなおさらです。
無事お渡し出来そうです。
昨年のポリープ切除などお医者さんに見て頂く機会が増え自然と看護師さんにお世話頂くことが多く、「様々な患者さんに優しく接して、安心させる立派なお仕事だなぁ」と感心していました。
昨日、胃カメラ検査の際にお世話になった看護師さんがいます。その方も、非常に丁寧な説明と安心させる口調で接して頂き、信頼しきって色々とお任せしていました。自身が胃カメラ初めてである事や、別に気になる体調不良も持っていることも考慮しつつ、提案をしてくれて非常にありがたく感じていました。
検査は午前中に終了し、午後から時計屋さんでいつも通りの作業開始していた所、「なんだか見覚えのある方」が来店されました。数時間前にお世話になった看護師さんでした。「あれっ！先ほどはお世話になりました」「あれっ！時計屋さんだったんですね」とお互いビックリでした。
看護師さんは当店来店が初めてで、私も今回お世話になった、病院は久しぶりに受診したので、昨日以前の面識は無いと思います。
時計バンドの修理のご依頼でした。
今後もご縁ありそうですが、「どこでどのように他者と繋がるか分からない」と強く感じました。
だらしない恰好で出歩かないようにしないといけません（笑）
本日、節目の健診最終項目「胃カメラ」です。
今までは、なんだか怖くて遠慮していましたが、昨年の大腸ポリープ切除の件もあり、年齢的に覚えやすいこのタイミングで診て頂こうと決心しました。
行った病院では、経口だと気分悪くなる方が多くいるようなので、経鼻を勧められました。「花粉症で鼻からカメラは大丈夫か？」不安ありましたが、開始前にはゼリー状の麻酔薬や術前の麻酔２種を鼻に差し込み、少し時間をおいてから開始です。
想像以上に速いスピードで管が鼻から入っていきます。モニターには体内の様子も見ることが出来ますが、見ても良く分からない映像でしたので、目をつぶっていました。途中に耐えられる程度の痛みが２回位ありましたが、無事終了。
検査後、先生からは「逆流性食道炎跡あり」「慢性胃炎が見受けられます」「胃がん・胃潰瘍は見受けられない」との内容でした。胃炎に関してはストレス起因が多いようです
今後も定期的に健診しないといけないような感じです。
加齢とともに色々な所に痛みが出始めているようです。時計をご紹介している時の「経年劣化」が自身にも始まっているようです（笑）
体調が良くなければ良い仕事も出来ません。今まで以上に「体調」の気を付けるようにしたいと思います。
ピアジェのお品物です。分解掃除のご依頼です
２針、文字板は白蝶貝「3・9」と「6」文字の大きさが異なっています、それとブランドロゴ。
４か所への印字ですが、印象に残ります。
文字板自体も非常にキレイです。一般品よりも文字板の厚みがある事で、文字板の色の変化も濃くでるような気がしました。
ムーブメントは57Pカルティエに似たようなムーブメントあると思います。
各ネジは「青焼き」「ブルースチール」と呼ばれるものです。
機械に組み込まれた状態だと、他の金属や材料とのコントラストが際立ちます。とてもキレイな青色です。
またムーブメント中央から同心円上に模様もついています。
使用者の目につかない細部への装飾もそのブランドのこだわりを感じます。
このようにキレイなムーブメントやこだわりを感じた時、お客様在店時であれば見て頂くこともあります。ほぼ全てのお客様が感心し喜んでくれる印象あります。その事キッカケに自身の「時計により愛着を持ってくれたらいいなぁ」と思っています。
