智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

九州旅行-高千穂峡-

2012年10月15日 | 国内旅行
九州旅行6日目、10月4日木曜日

阿蘇から宮崎県高千穂峡に向かう。

高千穂の里は、見渡す限り、千枚田、否、万枚田が黄金色。



深いV字型の渓谷があり、上から見下ろすより



ボートを漕いで見るほうが迫力がある。



岩清水が湧き出る滝、そして町の水源地、取水場でもある。

とにかく、お水がおいしい。

九州旅行始めから最後の鹿児島空港まで、お水がおいしい。

岩に染み入り、濾過され、再び岩の裂け目から湧き出るのだから、正真正銘のミネラル水。

おいしい水の中で育つ、イワナもアユも甘いし、野菜も甘い。

我が家では、水道水を浄水器で濾過しても、こんなにおいしい水にならない。

富士山バナジウム天然水を買って飲む身が、悲しい、、、、


お昼は、ホテル・ウーマンお勧めの「マラソンうどん」で九州のうどんをいただく。

亭主が市民ランナーで、大のうどん好きで脱サラの上、念願のうどん屋を開く。

私が食しながら「博多のうどん」と口走ると、

亭主が我が意を得たりとばかりに「博多のうどんは、ふわっとした中にこしがある。これを追求している」

なるほど。うどんの麺もおつゆも、深い出汁で味わい深く、残さず最後までいただいた。



夜は、夫はビールと焼酎を楽しみ、飲めない私は、地元の水をゴクゴクと頂く。



夕食後、夜神楽を鑑賞する。

高千穂は、神話の里。

天照皇大神のお隠れになった岩戸に、困った神様たちが集会した洞窟がある。

神話を題材にした神楽を継承すべく、40年間も毎晩、公演を続けているそうです。

笛と太鼓の音が、胸に響き、幸せな気持ちで満たされました。

九州旅行-阿蘇-

2012年10月15日 | 国内旅行
九州旅行5日目、10月3日水曜日

赤川温泉から一路、阿蘇に向かう。



阿蘇連山に近づき、越えて、草千里側から火口を望む。



あいにくの北東風で、有毒ガスによる入山規制で、ロープウェーは休止、、、

それでは、と来た道を引き返し、風上である東側、仙酔峡からの火口に近づくことに。



仙酔峡とは上手なネーミングで、溶岩流と清流の滝のダイナミックさに、くらくら来る。

健脚の夫はどんどん先に進み、私はレキの杖を支えに、一歩一歩前進し



頂上まで、あと4.6kmのところで、振り返ると

ずっと下に、出発地点の駐車場、更に向こうの山は、昨日までいた九重連山。

感動のあまり、、「やっほー」澄んだ空気に「やっほー」「やっほー」と返ってくる。

今回は登山の装備も整えていないし、午後から登山なので、

残りは、次回のお楽しみに残して、下山。

疲れた足腰を、温泉で休めましょう。


九州旅行-湯布院、くじゅう連山、黒川、赤川-

2012年10月15日 | 国内旅行
九州旅行4日目、10月2日火曜日。

湯布院の町を散策したが、種々の様式の建物が乱立し、原宿のようで、落ち着かない。



むしろ、周囲の田園の中にある、湧水の清流に囲まれた宇奈岐日女(うなぐひめ)神社や



大杵社(おおごしゃ)の樹齢千年を越える大杉が、里の人々の暮らしが感じられる。

早々に湯布院を去り、

やまなみハイウエイでくじゅう連山へ 

長者原自然研究路(九州の尾瀬と言われている)から見た久住山


至る所で湯煙が上がり、九重西鉄ホテル花山酔でランチのついでに情報収集。

深山霧島ツツジは6月中旬、ツクシシャクナゲは6月下旬に咲くとのこと。


やまなみハイウエイを進み、黒川温泉の清流の森を歩く


更に、道を進めると、



ひたすら雄大な景色に、ただ無言で、立ちつくす。

写真は、赤川温泉に向かう途中、あざみ展望台からの阿蘇山への眺望。

ここは阿蘇の外輪山に位置し、正面はカルデラ盆地の向こうに阿蘇の山々、振り返ると九重連山。


一度、赤川荘にチェックインした後、またここに戻って日没を見守る。