智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

九州旅行-人吉、えびの高原-

2012年10月16日 | 国内旅行
九州旅行8日目、10月6日土曜日

熊本から九州自動車道を南下すると、鹿児島県堺近くに人吉という山間の町がある。

相良藩の800年の歴史があり、城は球麿(くま)川の天然の要塞に建ち、



平家の落人が伝えた京伝統工芸品も有名。

城下町は、楽しい!!!

なぜなら、酒蔵あり「繊月酒造」     

ドライバーの夫は、試香はできても試飲はできない。

ずーっと運転してくれている夫への感謝の意を込めて「なんでも欲しいもの全部プレゼントするよ!」

夫は、嬉しそうに、木樽と土甕熟成のプレミアムものを各一本選ぶ。

私は、蔵に漂う酒気に、なんだか後頭部がモワーと重くなるほど下戸。


味噌・醤油蔵あり「釜田醸造所」     

味噌と醤油も様々味見して、色々自宅へ送ることにしました。自然なおいしさです。

いずれも昔ながらの伝統工法を守り、小規模ながら上質な手作りのよさを感じる。

それにしても、熊本の細川家、鹿児島の島津家に挟まれて、このような山間の小さな藩が良く生き延びられたなあ。

思うに、逃げ延びた平家が一族で団結し、鎌倉時代から強い両国に挟まれ、苦難を誇りで乗り越えたのであろうか、、、



そろそろお昼、、なので「上村うなぎ屋」の暖簾をくぐる。

うな重は、身は淡白で甘く、香ばしい焼き加減、甘醤油たれは各自でかける。おいしい。

おいしい清流で育った鰻は、臭みがない。全ては、水に帰す。


店内は満席で、相席のご夫婦と会話すると、日南出身で日南のすばらしさを熱く語る、、、夫は感化され「日南に寄る!」

というわけで明日、日南に立ち寄ることにして、まずは、えびの高原へ向かう。



えびの高原は宮崎県に在るが、熊本県境、鹿児島県の霧島高原と隣接している。

写真は韓国岳。新燃岳は噴煙を上げ、ここでも入山規制。

池を巡り歩くが、池には温泉が湧き、魚が住まない。



硫黄山、今は休火山。昔、硫黄を採取していたそうです。



原生する樹木が、温帯から亜寒帯のものまで同居している。

阿蘇とくじゅう連山とは植生が異なり、ミヤマキリシマも間を縫って生育している。

つかれた足腰を、温泉で癒そう。










九州旅行-熊本-

2012年10月16日 | 国内旅行
九州旅行7日目、10月5日金曜日

宮崎県高千穂から熊本県熊本市へ向かう。

途中、未練がましく、阿蘇山火口ロープウェーが稼動しているか確認したが、

風向き変わらず、ガス規制で×。

まずは、水前寺成趣園 

東海道53次をモチーフにして、左の山は富士山を表している。

池の水は湧き水で、至る所からポコポコ湧き出ている。

澄んだ水に感銘を受けていたら、園の人が、

「阿蘇と熊本の間に工場が沢山出来て、地下水を汲み上げ、園の水位が以前の半分になってしまった」

それにしても、高校の修学旅行で来たときは、なぜ、この水の清らかさに目を留められなかったのだろう・・・

きっと、おしゃべりに興じて、見るべきものを見ていなかったのだろう・・・

お次は、熊本城   

熊本城は西南戦争で炎上し、再建したものであるが、眼下の宇土櫓は創建時のもの。

       

細川刑部邸(藩主細川家の分家の上級武家屋敷)の長屋門から御玄関への園路

       

夜は、都寿司で、新鮮な魚と馬刺しをいただく。

刺身だけでなく、炙り加減、味付けも絶妙で、「今度九州来るときは、熊本空港から」と誓う。

翌朝、ホテルの窓にて、阿蘇山から朝日が昇る





朝日を眺めたら、恒例の朝風呂ですね。  もちろん、お、ん、せ、ん。