智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

九州旅行-後日談-

2012年10月18日 | 国内旅行
九州旅行を終えて、


まず、最初の所感は、「また行きたい!」

当初、九州の下半分をじっくり回るので、十分だ、と考えていましたが、

実際は行ってみると、ここも、あそこも、と言ってみたい場所が膨らみました。

事前に、観光の本やネットで情報収集しましたが、昔の本と比べて、明らかに情報量が少ないです。

そこで、宿や観光案内所に、まず出向いて、情報収集をしました。


例えば、熊本県人吉市ですが、観光の本には1ページしか書いていません。

行ってみると、28社も焼酎酒造所があること、25箇所も公衆温泉浴場があること、

球麿川渓流下りを楽しめること、平家の伝統工芸品があることを知ります。

お酒好きには、人吉に泊まって、焼酎飲み比べ歩き、も有りですね。


そもそも、人吉に降り立った理由は、

私の母の友人が人吉出身で、趣味が良く料理の上手な上品な奥様で、

おばさまが、誇りに満ちて「人吉」を語る様子が、印象的でした。

それで、高速道路「人吉IC」の表示を見て、「やっぱり降りる!」となりました。

降りて、出会って、良かった。

あの「上村うなぎ屋」は忘れられない味になりました。


また、熊本郊外には、石工の里があり、高度な石加工の建造物が残されています。

天草も、ムツゴロウのいる干潟も、行ってみたい。



鹿児島は、薩摩半島の先端には、指宿の砂蒸し温泉に、開聞岳があります。

特攻の兵隊は、薩摩富士といわれる開聞岳に別れをつげて、この世の見納めにした、と聞きます。

祖国を守るため、命を犠牲にされた方々の、最後過された地が、

光に満ちた麗しい山河、清らかな水の里であったことが、せめてもの慰めのように思えます。

その開聞岳で、ご冥福を祈りたいです。


更に、薩摩焼の里で、黒薩摩と白薩摩、器を探し。

土甕の並んだ黒酢の醸造所、垂水の葛の製造所、訪ねてみたいところは尽きません。


そして、阿蘇と九重連山。

ミヤマキリシマの咲くころ、また是非、歩きたい。

山歩きに備えて、足腰を鍛えよう!と決意を固めた次第です!


なお、友人諸君。

阿蘇は、最寄の熊本から入るより、大分の九重連山から入る方が、ぐーっとスケール感がアップしていいですよ!

足首まであるトレッキングシューズに、2本のステッキは足腰を守り必須ですね。


最後に宿について。

今回、長期なので、老舗割烹旅館、最高級ホテルは避けて、公共系の宿を探しました。

8泊で2食付で約16万円(大人二人で。一泊だけ夕食無し)。

良し悪し、費用対効果など評価は、今度お会いしたときに話します。

プリウスをレンタルして、ガソリン込みで9万円。

飛行機代はタダでした。

次の旅行に備えて、お買い物はJALカードで決済しています。


それでは、友人諸君、また会う日まで、お元気で!




九州旅行-最終日、鹿児島-

2012年10月18日 | 国内旅行
九州旅行11日目、10月9日火曜日、最終日。

鹿児島2泊目は、錦江湾に面したホテルの窓から、桜島の裾野から登る朝日。



お昼のフライトまでの時間を、島津家の仙巌園・尚古集成館の見学。

1658年、第2代藩主島津光久が別邸を構え、見事な庭園は「磯庭園」の名で知られている。


孟宗竹を中国から輸入し、大切に育て、ここから日本各地に広がったそうです。



大河ドラマ「篤姫」で、小松帯刀が城に出仕する場面で使われた園内の石階段



島津斉彬公が、いち早く西欧列強の脅威を察し、軍事力強化を勤めたことを展示する尚古集成館。


そろそろ、旅を終わりにする時刻も近づき、霧島連山の傍にある鹿児島空港へ向かう。

最後、鹿児島ラーメンをいただく。

・・・・「うまい!」と夫が水をゴクゴク。

一杯、2杯目。「この水ともお別れか」「しかし空港の水まで、おいしいとは。。。」

思い出し笑いをしながら「最初の行橋で博多ラーメン。最後は鹿児島ラーメンか。」



無事、羽田に着いて、P1にあるプリウスに乗って、我が家に到着。

二人で開口同時に「我が家が一番。」そして「道中、安全運転、ありがとう!」



その夜中、、、、

ベッドから起き上がって、「トイレの位置を確認しないと・・・」

トイレに行き、「あれ!?このトイレ、ウチのとそっくり・・・」

ここはウチでした・・・寝ぼけた姿を、夫にすっかり目撃され、恥ずかしさを笑ってごまかすか・・・


今回の旅は、車で先に進み続けるために、宿を毎晩変えました。

部屋番号は毎日変わるし、トイレの位置も毎日変わるし、ストレスになったのは確かです。

途中、コインランドリーを一回使えましたが、10日間の衣服の分量はバカになりません。


それでも、10泊11日も旅して、良かった、と思えました。

欧米の人々が2週間もバカンスを取る訳が実感できました。

旅の前の生活、自分、を完全にリセットできました。

三泊4日とか、5日とかではリセットできず、頭の片隅に以前の日常が残るでしょう。


当初、11日間も夫婦でずっと一緒にいて、喧嘩しないかなあ・・・と心配しましたが、

大丈夫でした。

夫は、運転に集中。私は、資料・情報を集め、読み込み、工程を練り、荷物を整理整頓。

と、各自の得意分野で分担しました。

これからの人生も、こうして二人、助け合いながら暮らして行ければいいなあ・・・

・・・おわり。