智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

家物語5、ブラインド・シャッター、光と風の調整

2013年09月27日 | 家の設計、インテリア
窓辺の美しさ については、次回に譲り

安全・安心の観点から、ブラインド・シャッターを採用したことを紹介します。


ご存知無い方が多いようなので、敢えて説明しますと、

ブラインドのように桟(羽)が動き、光と風を調整できるシャッターです。
      
左が桟が水平、     右が閉じている状態です。

開閉の具合で、光と風の入り具合を調節でき、夜は窓を開けて、安心して眠れます。

夏場の電気代(冷房代)が安く抑えられ、しかも快適で健康的です。


日中、外から見ると、

夕方には、


旧宅は2階建ての広い家で、窓を開け放しでは、侵入者の音や気配に気づかず、安心できませんでした。

夏、いい風が吹いていても「開かずの窓」がいくつもありました。

このシャッターのお陰で、今は、全部の窓を開けて、掃除機をかけたり、

独りで過す日中に、安心してお昼寝ができます。


中から見て、桟が水平時

桟が80%閉じている時

シャッターを上げて、室内用カーテンブラインドを利用している時


この室内用カーテンブラインドは、下場が上下するだけでなく、天場(上場)も上下するものを選びました。

理由は、外の通行人と視線が会わないように、また室内を覗かれないようにするためです。


純粋な数奇屋建築であれば、木造の雨戸を作りつけるものですが、

その風情より、電動シャッターの簡便さ、快適さ を選びました。

旧宅で、雨戸を開閉する度に、薮蚊が侵入するのに閉口していました。

シンガポールのホテルや、長崎のグラバー邸など、ブラインド型の木製雨戸を利用していますが、木製は特注で割高です。

しかし、ブラインド・シャッターを採用するにあたり、窓の幅が2.8mまで制限され、

南面の窓を、大開口にする夢は、消えました・・・・・


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