シゴトバ・ランドリー

洗濯物を干して出勤。帰って来たら雪まみれ。家の中で乾くでしょ！と思ってみるが凍るだけ。これが日常の田舎暮らし。いよいよ「自然乾燥」を諦めて、近くの大型コインランドリーに出かけた。子どものお遊びコーナーはあるわ、デスクはあるわ。今日は、コインランドリーでお仕事です。

空いたら次のお客さん、そんなフル回転の乾燥機を眺めながらふと考える。田舎の暮らしって、自分の家の中で完結しないことがあまりに多い。こうして外に出かけ、人の力を借りて暮らさざるを得ないんだー、と思う。昨日の朝はそれぞれが家の前の道路を雪かき。「自分のところはいいんです」そんなこと言ってられない。うちの前は幸い雪かきをする前に陽が当たり溶けてしまったけれど、「次の雪」に備えて雪かきシャベルを準備！

村の広報誌には「当番水道屋」が掲載されている。そう、冬の凍結事故に備えて当番が決まっているのだ。10日ほど前から我が家も、水が出なかったり、お湯が出なかったり。そんな朝が続いている。「おじさん、水が出なくなっちゃいましたー」そう言うととんできてくれるのだ。そうそうこの広報誌、娘のお気に入りの読み物だ。知っている人がいっぱい載っている。広報誌が子どもの楽しみだなんて、さいたまにいた時には考えられないことだ。
「ママ、すごいよー！同じクラスの○○くん、卓球大会優勝だって。ほらほら、この子」
全校生が写った写真を持ってきて、教えてくれた。
「あ、同じクラスの○○ちゃんも、3位だってよー」

今年もあと僅か。これからどんな楽しみが待っているのだろう。