一生忘れられない年

ご無沙汰しています。執筆、決算、年末と、とにかく時間が作れずにいました。ブログ、封印してました。「開いちゃダメ！見ちゃダメ！」そんな感じです。見たら、書きたくなる。書いたら2時間は書いちゃう。おまけに「このブログが人を傷つけてはいないか」などと思い、自分の気持ちに少し時間をおきました。

さて、今年はどんな年でしたか？
私にとって2007年は、忘れられない年になりました。ブログを書き始めてから「落ち着く」ということのなかった私が言うのもなんですが（！）、今年はとにかくたくさんのことが始まったり、終わったりした1年でした。

5月以降は、埼玉県の情報ポータルサイト「イーシティさいたま」の編集長就任、さいたま商工会議所会館への事務所移転、自宅の引越し、さいたま市の早期起業家教育事業「さいたまあんとれすくーる」の実施、関東農政局ホームページのリニューアル作業、5年ぶりの本の執筆、情報に関するNPOの設立などなど次々と始まりました。特に、さいたま市早期起業家教育事業「さいたまあんとれすくーる」は、小中学生を対象とした「起業体験プログラムを通して生きる力をつけるための人材育成事業」で、私にとっては5年間企画をあたためていたもの。まさに夢が叶った年です。その喜びの反面、その期待と責任の重さに胃が痛くなる毎日でしたが。また、事務所移転に伴いイーシティさいたまの皆さんと同居。ずうっと一人で気を張ってがんばってきた私は、「組織」というものの意味を再認識し、人と共に働くことの楽しさと安心感を得ました。

しかし、嬉しいことばかりではありませんでした。
今年は、丁寧に育ててきた仕事や私を大事に思ってくれた愛すべき人たちとの別れがありました。公私共に私を心から支え励ましてくれた親友がわが社を去りました。優秀なオペレーターさんも事務所移転の後、退社。時には厳しく、愛情を持って私を陰で支えてくれた恩人とも距離をおくことになりました。苦しい時に私を支え、共に過ごしてくれた友人・恩人との別れはとても辛かった。私自身の未熟さと、人の支えのありがたさを思い知ったと同時に、「ありがとう」という心からの感謝を伝えることの難しさを実感した年です。私のためを思い一生懸命に考え助けてくださった友人に心から感謝しています。本当にありがとうございました。また、4年間続けてきた埼玉新聞のコラム『ちょっと得するパソコン講座』も10月に終了しました。理由は「書けない」というもの。自分の力不足を感じました。

今年は、たくさんの仕事や人との出会いに喜び、別れに泣いた年でした。
すべてに、感謝です。
「出会い」から勇気付けられたチャレンジ精神と、「別れ」から感じた心の痛みを忘れずに、2008年を迎えます。
みなさん、本当にありがとうございました。
どうかどうか、来年もよろしくお願いいたします。

【今日の名言】
『自分にできることがあったら、
　そしてできると夢見ていることがあったら
　それを始めよう。
　大胆さには、才能、力、そして魔法がついてくる』
　ゲーテ

【写真】　小田和正　「自己ベスト・2」
　今日、買っちゃいました～。年末年始、じっくり聴いて愛や友情や人生についてよっく考えて反省します・・・。