ビジネスの現場では「AI」や「IoT」の活用が話題になっている。1995年頃のことを思い出す。「これからはインターネット、双方向の時代が来る!」。んー、そうだった、そうだった。
1991年Macに惚れ込み、これまでIT(私にとってはパソコンと、その活用と、コミュニケーション)に関わり、あれこれした。1997年、インターネットが家庭に入り始めた頃、当時の情報教育にモノ申したっけ(笑)「情報の怖さやその影響力を知り、振り回されず、きちんと使える人を育てましょう」と。そんな私に「あなたの言うことは儲からない」と言われて玉砕(笑)。ビジネスの現場でも、教育の現場でも。情報化の時代、大きな力の下で私には何もできなかった。
私にできることはないかと、2000年に起業。「人が使う」という視点で情報技術を捉えコツコツと。研修はもとより、Word2000のバージョンアップに腹を立てて使う側の視点に立った本を書いたり、これからを担う子ども向けの教育事業(今の言葉で言えばグローバル人材教育だと思うよ)を企画したり。全て体当たり。ある意味命がけだったな。
そうして2017年。
私が、やっていることは変わっていない。
「AI」や「IoT」。
道具だったコンピュータがついに人のようになり、モノを使うようになったか。いやいやー。すごい時代が来た。技術の進歩に敬意を払う。
だからこそ私はね「人」を育てたい。一生懸命にがんばるそんなコンピュータさん(を開発する素晴らしい技術者さん)のためにも、私は人間でいようと思う。うまく、はやく、正確にできないかもしれない。失敗ばかりするかもしれない。「違う!」とくってかかるかもしれない。そんな人間とん吉を堂々と生きようと思う。人にしかできないことがある。それをこれからもやり続けますよー。
あれから30年。
私は全然変わっていないなー(笑)。
【写真】
今年も、米作りやります。
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藍染めくらし
有限会社E-スタヂオ