埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

「死ね」という言葉に

2009-02-16 21:24:17 | ライフ&ワーク
子どもたちが「死ね」という言葉を使うこと。私はとても悲しいと思う。だけど、それは子どもの問題なのかな?と思ったりもする。娘と話をしていると「気が付かなかった」とか「知らなかった」という言葉がよく返ってくる。そんな時、本当に子どもは「知らない」し「気がつかない」ことに、私は気付かされる。

一方。
子どもたちと話をしていると、良くわかっているような素晴らしい言葉が返ってくる。「あいさつをしよう!」「人の気持ちを考えよう!」。すごいなあー、と思いながら、言ったそばから、そういうことができない子どもたち。分かっていないんだなあ、と思う。

娘が、言った。
「ママ、死んでる鳥に向かって、死ねって言った。それ、嫌だった。」
はあ?何のことやらさっぱりわからなかった私は、「どういうことよぉ?」と娘に聞き返す。すると。「から揚げが熱かったの。そしたら、『アツッ!死ね』って。から揚げになってるんだから、鶏、死んでるでしょ?」

はい・・・。確かに。
「何が嫌だったの?あなたも、そのから揚げ食べたんでしょ?『私のために命を落とした鶏さん、ごめんなさい。あなたの命、いただきます』とは思わなかったでしょ。」私が言うと、「その通り」といった感じで笑う娘。

「だけど、『死ね』って言うのが嫌だった。」
だよねー。「死ね」という言葉が、「ウザイ」や「ダサい」みたいな言葉と同じではないことがわかったでしょ。「死ね」という言葉は、どんな場合でも使わない言葉。自分に対して言われてなくても、嫌でしょ。もしも、自分に向かって言われたら、どう?

「死ね」という言葉が嫌だったら、お友達にそう伝えなさい。から揚げに向かって言ったとしても、それは嫌な気分になるよ、って。笑い話でいいんだよ。それが、嫌な言葉だということを伝えることが大事。

そう。伝えないと「気がつかない」、それが子ども。
「怒る」でも、「教える」でもない。人と人として、大人が「伝え」て、一緒に「考える」んです。と思うなあー、私は。大人が大人としてやるべきことって、たくさんあると思う。親として、ではない。同じ人間、大人として。悲しいことは、悲しいと泣きませんか。

【今日の名言】
『子供は父母の行為を映す鏡である。』
 スペンサー

【写真】サンザシチュウ。
最近のとんさんのお気に入り。ふふふー。

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