


頂上にはフリースを羽織っていったが、風が吹くと寒かつたので早々に退散した。

大天井岳から見る夕暮れ 明日も

急いで大天荘に帰り19:00から





バーナーやコッフェル、ライパンがどうしたとかアルミが良い、チタンは高いとか言う話である。
普通の男子にこの話題を出すとひかれてしまうらしい。(納得)
実はこのふたり、大阪から夜行バスでやって来て、一ノ沢から

そのバスには山登りの団体が乗っており、バスを降りると「こちらのタクシーに乗って下さい」と言われ、
言われるがまま乗ったら着いた先は中房温泉だったそうな。
引き返したら時間がないので、しかたなく我々と同じルートを登ってきたという訳である。
なかなかたのもしい女子達である。

でも計画通りのルートを通っていたら、今夜は常念荘泊で我々に出会うことはなかった。
人生は一期一会 これもきっと何かの縁だろう。
食堂には我々以外誰もいなくなったが、話は尽きないので、かまわず喋っていると
山荘の方が「すいませんがそろそろ・・・向こうに談話室もあるんで」と言ってきた。
「すいません」と言って食堂を引き上げたが、まだ話し足りなたかったので談話室に場所を移し、
時間が許すだけ会話を楽しんだ。
折しも談話室のテレビでは北京オリンピックの開会式が始まろうとしていた。
談話室には仙台から登山ツアー客14人を連れてきている山岳ガイドの方もいて
マニアックな話は続いた。

21:30になり、明日の朝も早いのでそろそろ引き上げることにした。
こうして充実して楽しかった一日は終わった。
寝床に入り泥のように

そして朝を迎える。

夜明け前(島崎藤村) または 夜と朝のあいだに(ピーター)




朝日に照らされる穂高連峰
・・・続く