寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

不思議なレストラン~松浦幸子さんとクッキングハウス

2007年12月29日 09時00分09秒 | 生活手帳


何かと暗い話題の多かった2007年もあと3日で終わる。
そんな中、昨日(12/28)の朝日新聞『人』の松浦幸子さんの記事に安堵する。精神科ソーシャルワーカーとして1987年、調布市に『クッキングハウス』を設立、食事づくりを通して心病む人たちの社会復帰を支援、5年後にはレストランへと発展した。人は誰でもその人にしかない居場所を持ってこの社会に生きている。自立を試みながら社会に貢献できる喜びは大きい。世間の枠に囚われないクッキングハウスは『不思議なレストラン』と呼ばれ今や評判の店になった。次に上京の折りあらば是非一度、立ち寄ってみたい。




手帳(セールスダイアリー)をひっくり返すと1998年1月19日付けでNHKラジオ、朝の談話室で聞いた松浦さんの話のメモがあった。取り寄せた著書『不思議なレストラン~心病む人たちとこの街で暮らしたい・クッキングハウス物語/教育史料出版会1997年』は寅の子文庫の本棚に出してしまったが、もしやと思えば一緒に送ってもらった資料が捨てずに仕舞ってあった。殺伐とした福祉介護の現場が多いなかでクッキングハウスの存在は光る。

《クッキングハウスの理念》
1)安心して自分らしさを取り戻せる居場所
2)いつも開かれた市民交流の場
3)弱い人の立場に添った新しい福祉文化を創造する場
4)メンバー一人一人が、必ず誰かの役に立っていることを確信できる活動

《紹介したいサイト》
「おいしいね」から、元気になる場~クッキングハウスのホームページ