いつもより早い梅雨が明けて一週間、ようやくセミが鳴きだした。
といってもこども達が好きなアブラゼミやミンミンゼミはまだ地面の下で待機中。
露払いはいつもニイニイゼミ。小柄でちょっと控えめだが顔つきはなかなか精悍。
世の喧騒など何処吹く風と云わんばかりに己の役目をキチンと果たしている。
もう一週間すると小学校も夏休みに入る。
つねもなき夏の草葉におく露を命と頼む蝉のはかなさ
よみ人しらず「後選集」巻四夏
《追記》8/1
今日から8月、一斉にクマゼミが鳴きだしたー。
もうこうなると電話のベルも玄関のチャイムもテレビの音も何も聞こえないー・・・
といってもこども達が好きなアブラゼミやミンミンゼミはまだ地面の下で待機中。
露払いはいつもニイニイゼミ。小柄でちょっと控えめだが顔つきはなかなか精悍。
世の喧騒など何処吹く風と云わんばかりに己の役目をキチンと果たしている。
もう一週間すると小学校も夏休みに入る。
つねもなき夏の草葉におく露を命と頼む蝉のはかなさ
よみ人しらず「後選集」巻四夏
基本季語五〇〇選 (講談社学術文庫) | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
《追記》8/1
今日から8月、一斉にクマゼミが鳴きだしたー。
もうこうなると電話のベルも玄関のチャイムもテレビの音も何も聞こえないー・・・
平地にいる蝉はあぶら蝉ばかりですが、近くの智方神社にはくま蝉が大合唱です。梅雨明けと共に地面に穴がぼこぼこ空いて長い地中の生活から這い出して、最後の一週間を精一杯に生きるんですね。
蝉時雨を聴くと子供の頃の夏休みを思い出します。くま蝉は確か私の子供の頃は、本州にはあまりいない蝉で九州地方の蝉だと思いました。声が大きくって、「シャー、シャー」っと降り注ぐような轟音鳴くんです。今は気温が上がって本州でも当り前のように生息してるんですね。
聴いていて涼しくなるのは、ヒグラシの声です。修善寺や御殿場に住んでいた頃は夏の朝晩、当り前のように聴いていた声のような気がします。
ですが、この辺では全く聴かないですね。
そしてツクツクボウシの愉快な声を聴くと夏も終わりですね。
ニイニイゼミって鳴き声が目立たなくて秋の虫と間違うほどです。もうこの写真を撮って翌々日にはアブラゼミが鳴き出しました。ウチでは桜の木にクマゼミ・ミンミンゼミも代わりばんこに来て早朝から一斉に鳴き出すので目覚し代わりです。昔はシャーシャー(クマ)もミンミンもいなかったからホント、温暖化が進んでいるようですね。あと、カナカナカナ(ヒグラシ)は愛鷹のスギヒノキの山に行くとスゴイ(8月盆過ぎ)ですね・・・明日からこどもが待ちに待った夏休みに突入(^-^)/