これまで配送中の事故等リスクを警戒して海外発送には「触らぬ神に・・・」との姿勢を貫いてきたが、今般、仔細あって海外より注文を受けるにあたり、代金決済、海外発送と一連の手順を経験してみれば、従来の考え方を大いに悔い改め、今後は海外からの受注を解禁とした次第。
先ず代金の決済では、海外から国内金融機関への送金は、双方に振込手数料と受取手数料が其々数千円ずつ発生するので少額送金には適さない事がわかった。また、通常のクレジット決済については、システム運用に毎月数千円の維持費が付いて廻るのでこれも却下。そこで『PayPal』の登場となる。国をまたいで代金決済をするとき、『PayPal』は非常に簡単で処理が早い(下記ご参照)。商品の発送については『EMS(国際スピード郵便)』を利用してみた。どちらも初めての経験だが、ことのほかスムーズだったので、早速にもこれ等のサービスを寅の子文庫でも始めることにした。以下に簡単に整理してみた。
(1)『PayPal』決済について。
通常、購入代金の決済にクレジットカード払いのシステムを導入すると、当たり前のことだが毎月数千円の利用料が取られる。また更に1決済につき、4~5パーセントの決済手数料も天引きされてしまう。それに対して『PayPal』の場合ではどうか~1決済につき3,6パーセント+40円の手数料が店側に発生するのみで、その他余分な経費が要らない。今回、海外在住の方にPayPalを使うと即時入金が確認できた。決済双方が、masterまたはvisaカードのマークが付いているクレジットカード会社と契約していれば、店側がPayPal にアカウント登録するだけで国内外を問わず決済ができる。カードで支払われた代金は一時的に「PayPal口座」に入るので、都合により自身の金融口座へ移すだけ。このとき、50,000円以上の振替は無料、それ未満では250円の手数料が発生するので、あえて50,000円になるまでPayPal口座に預けておけば良い。
◎補足:ヤフーオークション「かんたん決済」にみるクレジットカードと銀行ネット決済の手数料
[かんたん決済]落札者の決済手数料
3,000円以内→108円
3,001円~6,000円→198円
6,001円~10,000円→298円
10,001円~30,000円→振込金額の5,25%
[銀行ネット決済/ジャパンネット銀行]落札者の決済手数料
10,000円以内→158円
10,001円~30,000円→198円
30,001円以上→298円
何処も似たような話だが払う側にも手数料がかかる。
(2)『EMS(国際スピード郵便)』について。
簡単に云えば、ゆうパックの海外版のようなもの。最寄の郵便局から発送でき、配達までをWEBで追跡ができる。厄介で面倒と思っていた「INVOICE」の書き方も受付窓口の説明で十分理解できた。商売で送るのでEMSラベル(貼付伝票)上のインボイスとは別に「商用インボイス=Commercial invoice」、の添付が必要となる。⇒内容品の記載項目は、古書古本(中古)であっても商用なので、『book』となり、usedとは書かない。
↓赤楕円インボイス申告欄
今回発送先は韓国だったが、WEB追跡は次のとおり。
16日10:33 引受 最寄の郵便局で発送
17日03:53 中部国際支店から発送
18日09:24 ソウル国際交換支店着
18日09:25 通関検査及び発送
20日07:36 配達局着
20日14:07 配達完了
「食わず嫌い」とはまさにこのことで、何故もっと早く気が付かなかったのだろうと後悔しきり。馴染みの郵便窓口では、トラノコブンコさんもいよいよ海外に打ってでますかーなどと冷やかされる始末・・・。またひとつ、お客さんから学ばせてもらい感謝。こんなちいさなことでも発奮材料となり、何年か振りで『買い物手引き』を刷新して意識も前向きとなった。
⇒古本寅の子文庫の、お買い物手引き
◎補足
レンタルサーバーショップの『おちゃのこネット』でネットショップを運営している場合には、管理画面の、[ショップ運用設定]→[お支払方法設定]の選択肢から「PayPal」を選べばすぐに使えるが、送料が注文商品に対してその都度違う(送料に選択肢がある場合)では直では使えないので、[支払方法の欄を追加する]から新規にPayPalを手動で追加設定してやれば良い。実際の現場では、送料等加算した合計金額をPayPal経由で請求メールするという手順になる。
〈役に立ったサイト〉
PayPal(ペイパル)
『人生を稼ぐ』の右側カテゴリの「PayPal」に分かり易い記事があります。
先ず代金の決済では、海外から国内金融機関への送金は、双方に振込手数料と受取手数料が其々数千円ずつ発生するので少額送金には適さない事がわかった。また、通常のクレジット決済については、システム運用に毎月数千円の維持費が付いて廻るのでこれも却下。そこで『PayPal』の登場となる。国をまたいで代金決済をするとき、『PayPal』は非常に簡単で処理が早い(下記ご参照)。商品の発送については『EMS(国際スピード郵便)』を利用してみた。どちらも初めての経験だが、ことのほかスムーズだったので、早速にもこれ等のサービスを寅の子文庫でも始めることにした。以下に簡単に整理してみた。
(1)『PayPal』決済について。
通常、購入代金の決済にクレジットカード払いのシステムを導入すると、当たり前のことだが毎月数千円の利用料が取られる。また更に1決済につき、4~5パーセントの決済手数料も天引きされてしまう。それに対して『PayPal』の場合ではどうか~1決済につき3,6パーセント+40円の手数料が店側に発生するのみで、その他余分な経費が要らない。今回、海外在住の方にPayPalを使うと即時入金が確認できた。決済双方が、masterまたはvisaカードのマークが付いているクレジットカード会社と契約していれば、店側がPayPal にアカウント登録するだけで国内外を問わず決済ができる。カードで支払われた代金は一時的に「PayPal口座」に入るので、都合により自身の金融口座へ移すだけ。このとき、50,000円以上の振替は無料、それ未満では250円の手数料が発生するので、あえて50,000円になるまでPayPal口座に預けておけば良い。
◎補足:ヤフーオークション「かんたん決済」にみるクレジットカードと銀行ネット決済の手数料
[かんたん決済]落札者の決済手数料
3,000円以内→108円
3,001円~6,000円→198円
6,001円~10,000円→298円
10,001円~30,000円→振込金額の5,25%
[銀行ネット決済/ジャパンネット銀行]落札者の決済手数料
10,000円以内→158円
10,001円~30,000円→198円
30,001円以上→298円
何処も似たような話だが払う側にも手数料がかかる。
(2)『EMS(国際スピード郵便)』について。
簡単に云えば、ゆうパックの海外版のようなもの。最寄の郵便局から発送でき、配達までをWEBで追跡ができる。厄介で面倒と思っていた「INVOICE」の書き方も受付窓口の説明で十分理解できた。商売で送るのでEMSラベル(貼付伝票)上のインボイスとは別に「商用インボイス=Commercial invoice」、の添付が必要となる。⇒内容品の記載項目は、古書古本(中古)であっても商用なので、『book』となり、usedとは書かない。
↓赤楕円インボイス申告欄
今回発送先は韓国だったが、WEB追跡は次のとおり。
16日10:33 引受 最寄の郵便局で発送
17日03:53 中部国際支店から発送
18日09:24 ソウル国際交換支店着
18日09:25 通関検査及び発送
20日07:36 配達局着
20日14:07 配達完了
「食わず嫌い」とはまさにこのことで、何故もっと早く気が付かなかったのだろうと後悔しきり。馴染みの郵便窓口では、トラノコブンコさんもいよいよ海外に打ってでますかーなどと冷やかされる始末・・・。またひとつ、お客さんから学ばせてもらい感謝。こんなちいさなことでも発奮材料となり、何年か振りで『買い物手引き』を刷新して意識も前向きとなった。
⇒古本寅の子文庫の、お買い物手引き
◎補足
レンタルサーバーショップの『おちゃのこネット』でネットショップを運営している場合には、管理画面の、[ショップ運用設定]→[お支払方法設定]の選択肢から「PayPal」を選べばすぐに使えるが、送料が注文商品に対してその都度違う(送料に選択肢がある場合)では直では使えないので、[支払方法の欄を追加する]から新規にPayPalを手動で追加設定してやれば良い。実際の現場では、送料等加算した合計金額をPayPal経由で請求メールするという手順になる。
〈役に立ったサイト〉
PayPal(ペイパル)
『人生を稼ぐ』の右側カテゴリの「PayPal」に分かり易い記事があります。