昨夜は、一日遅れのバレンタインデーということで、店長に啓翁桜とワインとチョコレートを贈りました。そして、運悪く(?)居合わせた常連しゅんさんには私のブラウニーを食べていただきました。自作のものを食べていただくのは嬉しいような、申し訳ないような気になるものです。
啓翁桜は冬に咲くよう改良された近頃良く見る品種で、トイレ花にしてもらいました。本当はまんさくの花なんかいんですが、流通してませんよね、きっと。沈丁花なんかも店頭では購入できないし、都会のアパート暮らしの悲しいところです。
さて、「十四代」で有名なこのお店ですが、実はあまり店員さんに薦められたことがないので、何を措いてもまずは、という程飲んでません。が、昨夜薦められたお酒には唸ってしまいました。
今年造られた特別純米酒だそうで、名前もついていませんでした。初めて酒米に「出羽の里」を使ったもので、精米は60%、酵母は山形酵母。
もし、ブラインドでこれを飲んだら、私なんかは十四代と気づかなかったでしょう。でも、香り、酸味、旨み、全体としての重さのバランスがすばらしく、味の落ち着けどころの決め方が作り手さんの力量を雄弁に物語る。。そんなかんじのお酒でした。
昔のことは直接知りませんが、聞く限りから推察するに、ここ10年の地酒の酒質の変遷に、「十四代」はひとつの定石であったことは間違いないと思います。そしていろんなお蔵さんが個性を際立たせ、粋を凝らせば消費者の舌も肥え、嗜好は深化してきているようです。かつてないほどのそんな研鑽の中で、「やっぱり、この味」じゃなくて、いつでも「!…美味い!」と言われるお酒を造るって、本当にすごいことなんだろうなぁなどと、トーシローが感じさせられた出会いでした。
啓翁桜は冬に咲くよう改良された近頃良く見る品種で、トイレ花にしてもらいました。本当はまんさくの花なんかいんですが、流通してませんよね、きっと。沈丁花なんかも店頭では購入できないし、都会のアパート暮らしの悲しいところです。
さて、「十四代」で有名なこのお店ですが、実はあまり店員さんに薦められたことがないので、何を措いてもまずは、という程飲んでません。が、昨夜薦められたお酒には唸ってしまいました。
今年造られた特別純米酒だそうで、名前もついていませんでした。初めて酒米に「出羽の里」を使ったもので、精米は60%、酵母は山形酵母。
もし、ブラインドでこれを飲んだら、私なんかは十四代と気づかなかったでしょう。でも、香り、酸味、旨み、全体としての重さのバランスがすばらしく、味の落ち着けどころの決め方が作り手さんの力量を雄弁に物語る。。そんなかんじのお酒でした。
昔のことは直接知りませんが、聞く限りから推察するに、ここ10年の地酒の酒質の変遷に、「十四代」はひとつの定石であったことは間違いないと思います。そしていろんなお蔵さんが個性を際立たせ、粋を凝らせば消費者の舌も肥え、嗜好は深化してきているようです。かつてないほどのそんな研鑽の中で、「やっぱり、この味」じゃなくて、いつでも「!…美味い!」と言われるお酒を造るって、本当にすごいことなんだろうなぁなどと、トーシローが感じさせられた出会いでした。