心の花束

つれづれなるままに心の中に花束を持ちたい

至善

2014-05-04 | 詩吟 漢詩


気持ちの良い朝です。
 新緑は太陽の光を浴びてキラキラゆらめいて、生命の強さを最も感じさせられる時。
天使のような孫の成長によって、時の流れを現実視できます。
残された人生が神さまの御心に適う生活であるようにと願うばかり。
そんな折に与えられた吟。

詩吟の会の総会で吟ずる詩です。
 至 善    西行 法師
非晴非雨睡蓮天   はれにあらず あめにあらず すいれんのてん
非山非林在家仙   やまにあらず はやしにあらず ざいかのせん
1日1生興研究   いちにちいっしょうとして きょうきわまりなし
老楽唯在行至善   ろうらくはただしぜんを おこのうにあり 

解釈
晴れていても雨が降っていてもそんなこと関係なしに睡蓮は咲く
山に住んでいるわけでもなく、林の中に住んでいるのでもなく、わたしは在家の仙人
一日一日いつまでも興味が尽きることがない
老いてからの楽しみは至善(もっとも善いこと)を実行することにあるのだ

コメント (2)
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