買い物前の1時間。雨が降るけど、タイヤ替えを決断。なんとかできました。しゃがみ込むのが
苦痛で、年を感じる。タイヤの空気圧をチェックしに、ガソリンスタンド。灯油も一緒に買う。
全然空気が入らず、圧は適正に入っているようだ。魚は鰤。これしかない。あと宇都宮餃子。
食べてみなきゃわからないが、野菜餃子と表示に心動かされる。レジはアヒル。見事な唇。
見とれてしまった。こんな子が、歌うとうまいだろうな。かえって、いつものざるそばとがんす。
髪を切れとのかみさんのお告げで、散髪に美容院に行く。あっと終わるバリカンだけ。そのあしで
カラオケ喫茶。期待していなかったが、お嬢たちが来ていた。どすの隣。ママや、つけまつげ。
その他合わせて、10名ぐらいのいっぱいのお客。視線が気になる。こらこら私の歌の途中で、
トイレや、電話をするな。なんかいやがらせ?。どうやら嫌われたみたいだ。私の恋も終わり。
涙があふれる。お嬢も目頭を押さえる。ン?泣いているのか?。そこまでして別れる。なんなの。
女心は、いくつになってもわからん。猫同然だ。どうでもいいおばさんの歌を、ちょっとひどいか。
お嬢の歌しか、今は耳に入らない。なみだしながら聞いて、帰る竹取の翁。暗く雨の国道。
冷たくされれば、なおさら募る。一夜の夢と言い聞かせても、なおさら募る恋ごころ。あーあー
出るのは歌じゃない。ため息。振られた経験のない翁。初めての恋に破れた。こんなに苦しいとは。
少し大人になって、歌の幅が広がる。アンタいくつなんよ。還暦すぎてる。まだ消え残る思い。
大切な思い出を、これからも引きずるのか。かけてもかけてもさみしい曲ばかり。あまおとを
かき消すほどの大音響で、駆ける。帰り着いたら、家内が杉玉と格闘していた。なかなかむずい。
なかなか締まらない。禿が目立つ。あなたの頭と同じ。そりゃないぜ。ちゃんと味噌が詰まってる。
杉玉をお嬢にぶつけたい翁。それは不味い。ドッチボールにしなさい。他のいい人できたかな。
どっちの人ですか?。ドジな人。それってわたしのことか。まだ気が付かないのばかね。
今なら、別れられる。そうゆうことよ。頭軽いね。そうだ。杉玉の芯に鉛の塊を入れたらどうだ。
杉を刺しやすいかもしれない。砂のほうが良いのでは。こんにちは。税務署のものですが。
杉玉を拝見。おおこれは重たい。砂が入っていますから。奥さん砂ですか?。ええ。
割ってみると中から、杉太郎。それからおじいさんとおばあさんは、幸せに暮らしたそうな。
そうはいくか。砂金がこぼれる。大した隠し場所だぜ。さあ税金払え。へそくりでもとるのか?
鼠小僧がくれた大事なお金。えーとそれは、ウニです。やまのうに。ええい盗人猛々しいわ。
お代官に差し上げます。そうか。ウニか。ところで、お前はどこに勤めていた。電力会社。
おまえも悪よのう。越後屋。つぎはクリスマスケーキを頼む。何だ砂が入っている。砂をかむ。
大坂ボレロ。年上ぶるなんて、あんたかわいかった。くれぐれも砂入りケーキは送るなよ。
ハイ宅急便です。竹取の翁あて。お嬢より。こわい。お餅セット。焼いて食べて。こわいこわい。
おー怖い。女の心は、冬でもわからん。ネズミに惹かれていく翁。チーズを入れたら?
鼠小僧がまた来るか。あな恐ろし。笑顔が怖いお嬢でした。